小・中の教職員対象に
「カウンセリングマインドに磨きをかける講座」の講師をしてきました。
年1回、ご依頼をいただき、
今年の内容は過去最高と自画自賛して講座に望んでいるはずなのですが…
今年も昨年の内容に満足できずに、内容をブラッシュアップ。
午前3時間、午後3時間、合計6時間の講座でしたが、
参加いただいた皆様のご協力もあり、
ブラッシュアップしたおかげもあって学びの多い時間となりました。
講座の概要
多様性の時代であっても、
相手の身になって考える「カウンセリングマインド」が
より良いコミュニケーションを生み出します。
机上の理論で終わることのないように
体験学習から気づきを得る
グループワークを多く盛り込んだ内容で
子ども理解、保護者理解に役立てるための
スキルとマインドをお持ち帰りいただきました。

テキスト目次
「聞く・聴く」(午前3時間)
- なぜコミュニケーションが必要なのか
- 社会の変化と考え方の変化
- 前提によって考えることは変化する
- コミュニケーションの溝
- コミュニケーションは通じ合うこと
- 「聞く・聴く」には工夫が必要
- 自分の世界観で聞く(hearing)
- 相手の世界観を聴く(listening)
- 共有する情報を増やすために「聞く・聴く」
- ブロッキングとは
- 目的によって「聞く・聴く」は変化する
- 変えようとするのではなく わかろうとする
- 加点マインドと減点マインド
- 質問方法が変わると雰囲気は変化する
- 受け入れなくてもいい、まず受け止める
- 返報性の法則
- 基本は「Yes and」
- 視点を変えてカウンセリングマインドを発揮する
- 心身の状態で感じ方も変化する
- 責任があるほど心身への負担は増す
- 話しやすい雰囲気づくり
- 非言語コミュニケーション
- 焦って返事をしないで、まずは受け止める
「伝える」午後3時間
- 伝える言葉
- 伝わる言葉
- 「話し言葉」と「書き言葉」
- 話すより聞く方が大変
- 受け取りやすい工夫をする
- 関係性の中で伝え方は変化する
- 何を言うかよりどう言うか
- アグレッシブ(攻撃)型の傾向
- 非主張型の傾向
- アサーティブ型の傾向
- 「レポート(report)トーク」
- 「ラーポール(rapport)トーク」
- アサーションの基本は同じ
- 交渉はお願いをベースにする
- 集団のかたちの変化
- 気づいたら言葉にしてみる
- 褒めるより感謝を多くする
- 望む状態に近づくために励ます
- 関係に影響をもたらす習慣
これだけの内容を一度に学ぶ気になれないという方もいるかもしれませんが…
ご依頼時間に合わせて、講座の内容を組み立てていますので、このような内容で進めさせていただきました。
今年の感想はまだわかりませんが、
参加者の皆様の表情から、納得感のある講座ができたように感じています。
参加された皆様、
企画から当日の会場運営までしてくださった担当者様、
ありがとうございました。
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