行動科学で考えれば自律型人間が育つポイントはひとつだけ!

自立とは、自分のことが自分でできるようになること。

そこから、一歩進んで

自律とは、今すべき行動に気づき行動できる力があること。

 

力を育むためには、ただ育つのを待っているだけではなく、育ちを促すことも必要です。

育ちを促すのは「場(グループや集団、チームや組織)」の力。

だからこそ、確認しておかなければならないことがあります。

それは、「何のために何をしようとしている場であるか」の確認です。

場の質がチームの質を左右する

みんなどこかの社会の一員

みんなどこかの社会の一員です。

(社会といってもここで想定しているのは、家族や学校、会社やサークルなどある程度限られた人たちで構成されているグループや集団(チームや組織)のことです。)

そのグループや集団の雰囲気や質(良否や傾向などを決める性質)は、そこに属している個人の資質よりも場の質に影響を受けています。

場の質

場の質がどのような質になるのかは、「何のために何をしようとしている場」であるかによって変動します。

ただし、個のポテンシャルがどれだけ高くても、グループや集団のメンバーが同じ方向を向いていない場では、その能力が存分に発揮されなくなってしまいます。

だから、「何のために何をしようとしている場」であるかの目的共有の有無が、場の質に最も影響を与えるのです。

「何のために何をしようとしている場」であるかに影響を受けながら、場の質を構成するのは、関係の質、思考の質、行動の質、結果の質です。

  • 関係の質:コミュニケーション・情報共有
  • 思考の質:考え、行動の規範・ルール
  • 行動の質:規範やルールに基づく行動の斉一性
  • 結果の質:満足感、充実感

何のための場であるか

グループや集団が望んでいる状態こそが『場の質』を決める「何のために」です。

当然ですが、望む状態がどこに設定されるかは考え方に影響を受けています。

 

加点方式の考え方と減点方式の考え方

加点方式の考え方

ゼロベースで考えたときに、プラスの状態になることを望むのであれば加点方式の考え方です。

加点方式の考え方は、伸びしろと、その可能性に目を向けます。

可能性に目を向けているため、

  • うまくいくときもあればうまくいかないときもある
  • 自分にはコントロールできないこともある

こういった考え方を軸に行動します。

そのため、

  • 多くのことを一度にやろうとしないで今できることをひとつずつ
  • 今できることをひとつずつできる自分ならやりたくないけどやらなくてはいけないこともできる

そうやって、今自分がなれるベストな状態に自分を持っていこうとします。

減点方式の考え方

ゼロベースで考えたときに、マイナスにならないことを望むのであれば減点方式の考え方です。

この考え方のときは、『能力や努力で結果をコントロールできる自信がある』

だから

  • うまくいくのがあたりまえ
  • うまくいかないことがあってはならない

こういった考え方を軸に行動します。

そして、足りないところに目を向ける、白か黒かの2極化思考が強くなります。

 

何をする場であるか

望む状態が【ゼロベースでプラスになる加点方式の考え方】で設定されたものであるのか、【ゼロベースでマイナスにならない減点方式の考え方】で設定されたものであるのかによって、「何をする場」であるのかも決まります。

加点方式の考え方がベースの場

がんばればプラスになると、可能性に目を向ける場です。

加点方式の場の特徴

  • 「ある」を数える
  • 「変化」をたのしむ
  • 「不確実」を検証する
  • 「うまくいくシミュレーション」をする

コミュニケーションの特徴

  • 相手との相互関係を大切にする

減点方式の考え方がベースの場

マイナスをなくすためにマイナスになる原因追及し、マイナスを埋める場です。

減点方式の場の特徴

  • 「ない」を数える
  • 「安定」を求めすぎる
  • 「正しさ」だけを選ぶ
  • 「うまくいかないシミュレーション」をする

 コミュニケーションの特徴

  • 自分に必要な情報だけを引き出そうとする

 

自律型のグループや集団

自律型人間は育ち 依存型人間は育てられる

減点方式の考え方がベースのグループや集団では、

「問題を起こさないように、不利益なことが起こらないように、メンバーの足りないところを埋めることが育てること」という認識になります。

そのため、管理監督による指示命令が多くなり、受け身的で指示を待つ依存型人間を育てることになります。

 

加点方式の考え方がベースのグループや集団では、

「可能性に目を向け、できることがひとつでも増えることが育つこと」という認識でメンバー同士がお互いの育ちをサポートし合います。

このような場では、一緒に育ち、お互いの育ちを喜ぶ者を手本にして、能動的に主体性を持って行動する自律型人間が育ちます。

まとめ

グループや集団の質がどのような質になるのかは、グループや集団が「何のために何をしようとしている場」であるかによって変動する。

だから、「何のために何をしようとしている場」であるかの目的共有の有無が場の質に最も影響を与える

ゼロベースで考えたときに、プラスの状態になることを望んでいるときは加点方式の考え方になっている

ゼロベースで考えたときに、マイナスにならないことを望んでいるときは減点方式の考え方になっている

減点方式の考え方がベースのグループや集団では、「問題を起こさないように、不利益なことが起こらないように、メンバーの足りないところを埋めることが育てること」という認識になり、管理監督者による指示命令を受け身的に待つ依存型人間を育てる

加点方式の考えがベースのグループや集団では、「可能性に目を向け、できることがひとつでも増えることが育つこと」という認識でメンバー同士がお互いの育ちをサポートし合うことで自律型人間が育つ

 

いかがでしたでしょうか?

人の育ちに関して、心理学的な考え方を応用されることがありますが、

  • 心に焦点をあてる心理学はどうも実践でつかいづらい
  • もっとわかりやすく使いやすいものはないのかと思っている

そんな方には、行動に焦点をあてる行動科学がおすすめです。

 

この記事が、もっと素敵な明日に向かうことに少しでもお役に立てたら嬉しいです。

ご訪問ありがとうございました。 

 

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