マルチタスクの落とし穴！記憶力が蘇る脳が喜ぶシンプルな習慣

　

もし、

• いくつものことを同時にやろうとする
• スマホを見る時間が増えた
• せっかちな性格
• こだわりが強い

このどれかにあてはまっていて、物忘れが気になるのなら

物忘れではなく、必要な情報をひきだせなくなっているだけかもしれません。

　

忘れないようにするよりも、今に集中することを意識してみましょう。

　

脳はひとつのことに集中するようにできている

脳は、いちばん強い情報を1つ選んで、そこに集中するようにできています。

　

なぜかというと、

多くの情報を同時に処理しようとすると、脳がオーバーヒート状態になってしまい、正常に機能できなくなってしまうからです。

そのため、2つのことを同時にやろうとしても、脳は機能を守るために、ひとつのことだけに集中しようとします。

　

2つのことを同時にやっているようでも、実際は、集中するポイントが行ったり来たりしているだけ。

2つのことを同時に進行していうように感じているだけなのです。

　

マルチタスクは脳を危険な状態にする

脳は、「はい！」って瞬間的に集中を切り替えることができません。

集中を切り替えたつもりでも、さっきまでやっていたことに意識が残ってしまいます。

　

それなのに、短時間で同時に、複数の作業を行なっていく「マルチタスク」という状態を作ってしまうと、脳が正常に機能できなくなる危険な状態に近づいて行ってしまいます。

　

短時間に集中を切り替える回数が増えるほど、脳の集中は散漫になっていきます。

そして、脳が散漫な状態のままでは、引き出したい情報は引き出せません。

　

これが、忘れたのではなく、情報を引き出せなくなった状態です。

　

だから、物忘れ対策をしたいのなら、

忘れないようにするよりも、今に集中することに意識を向ける方が効果的なのです。

　

今に意識を向けて集中力を取り戻す

心の感度が落ちると、体の感度も落ちてきます。

そして、体の感度が落ちてくると、心の感度も落ちてきます。

　

どちらが先ということはなく、心と体は密接に関係しあっています。

だから、心が喜べば体も喜ぶし、体が喜べば心も喜びます。

　

では、心と体のために、何をしたらいいのでしょうか？

　

今、目の前にあることに集中するのが、脳にとってはいちばんラクなことです。

それなのに、意識は過去や未来といった時間的に別な場所を想像し始めてしまいます。

　

そこで、

自分の意識を今に持ってくることを意識的にやってみるのがお勧めです。

　

具体的には、

今の感覚に意識を向けることを増やしてみましょう。

• 風を感じてみる
• 道ばたに咲いている花に意識を向けてみる
• 好きなことに没頭してみる

　

意識したいことに意識を向けることができない状態になっていたら、集中する力が弱っている証拠です。

　

集中する力は、使わずに鍛えることがなければ、どんどん衰えてしまいます。

それが、脳の集中を散漫にしてしまう要因になってしまうこともあります。

　

忘れないようにするよりも、必要な情報を引き出せるようにする。

これも、物忘れ対策のひとつです。

　

意識したいことに、しっかりと意識を向ける。

できることから実践していきましょう。

　

ご訪問ありがとうございました。