トラウマを克服!「生きやすくなる自分との向き合い方」

・ なんだかうまくいかない

・ 嫌な気持ちになることが多い

・ トラウマがあるために生きづらい

こんな状態になると、

過去の嫌な記憶を消すために

どうすればいいのかを考えることが多くなります。

 

でもこの考え方は危険です。

人のこころは意識を集中することを引き寄せる。

そういった特徴を持っています。

 

だから、嫌な記憶を消したいと思えば思うほど

嫌な記憶を思い浮かべやすくなってしまいます。

 

では、過去の嫌な記憶と、どう向き合えばいいのでしょうか?

 

それは、消そうとしないこと。

 

「それじゃ、嫌な記憶がまた蘇ってきちゃうじゃん」

そう言われてしまいそうですが、

 

記憶の意味は向き合い方でコロコロ変わる。

だから、この方が効果が出るのです。

 

過去の体験は同じでも過去の体験の意味が変化する

同じ体験をしているはずなのに、

今の自分の状態をどうであると感じるかによって、

過去が変わってしまうことがあります。

 

どういうことかというと

 

今がうまくいっていると思えているときは、

過去につらい体験をしていても

その体験のほとんどが、今うまくいくための布石だったと思えてしまいます。

 

こんな日ばかりが続けばいいのですが、

今がうまくいっていないと感じるときもあります。

 

そんなときは、過去の体験のどこかに、

うまくいかなくなる原因があるはずと考えてしまいます。

 

ちょっと不思議に思いませんか?

 

自分の過去の体験は同じはずなのに、

今の自分の状態をどうであると感じるかによって、

過去の体験の意味が変わってしまうのです。

 

感じ方も過去の体験でつくられている

感じ方の基盤をつくっているのも過去の体験です。

 

今の自分が「全てを悲観的にとらえてしまう」としたら

そうなった過去の原因探しをすることが今の自分と向き合うこと。

 

今の自分が「自信が持てない」としたら

そうなった過去の体験を見つけることが今の自分と向き合うこと。

 

そうすることが自分と向き合うことだと信じて、

原因探しを続けてしまう人がいます。

 

でも、これがとても危険な行為だということを

ほとんどの人が知らないのです。

 

うまくいかない原因がわかっても うまくいくようにはなりはしない

今うまくいっていない原因を過去に探しに行って、

今うまくいかないという状態をつくりだすことに

影響を与えた可能性のあることを突き止める。

 

その次にやるのは、

 

だから、今うまくいかないのは仕方のないこと。

そうやって今うまくいかないことを納得する。

 

それか、

今の状態をつくりだすことに影響を与えた可能性のある人と

対決するかお別れをする。

 

こうすることが、

今の自分と向き合うことなのだとしたら、

ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、

今うまくいかないということは永遠に変わりません。

 

それだけでなく、

 

今を変えることができない、変わることもできない、

そういう自分だとレッテルを貼るようになるか

 

うまくいかない原因を他人に押し付け続けることでしか、

うまくいかないことに向き合うことができなくなってしまうのです。

 

内輪の話をすると、

・ カウンセリングに行っても何も変わらない

・ カウンセリングに行ったらもっと状況が悪くなった

・ だから二度とカウンセリングなんて受けようとは思わない

そうやって思わせる、相手を傷つけるカウンセリングをしている人たちがいます。

 

その人たちの多くが

 

今うまくいっていない原因を過去に探しに行って、

今うまくいかないという状態をつくりだすことに

影響を与えた可能性のあることを突き止める。

そして、それを取り除く。

 

それがカウンセリングだと言っています。

 

こういった人たちの多くに見られる傾向は

テクニックに頼りすぎること。

 

カウンセリングのテクニックに頼りすぎ、

心の傷に塩を塗って心の傷を深めているのに気づかない。

 

こういうカウンセリングで、

傷ついてしまう人が一人でも少なくなっていくことを

願わずにはいられません。

 

今の自分は過去の体験の積み重ねでできている

今の自分は過去の体験の積み重ねでできているというのは疑いようのない事実です

 

だから、

過去の体験は今の自分とは切り離すことはできません。

当然のことですが、過ぎ去った過去の事実を変えることもできません。

 

変えることができるとしたら、過去の体験の意味を変えることだけ。

 

そして、その意味が変わるのは、

今の自分の状態をどうであると感じるかにかかっている。

 

その中でもし、過去を扱う必要があるのだとすれば、

過去の体験からの学びを今から先の未来に活かすため。

 

過去の自分がどんな体験をしてきていたとしても、

その中で過ごしていた自分は、

間違った方向に向かおうとしていたはずはありません。

 

少しでも、いい方向に向かおうとしていたはず。

 

そうやって身につけた考え方や対処法が、

今、目の前にあることに合っていれば

 

今がうまくいっていると思え

 

身につけた考え方や対処法が、

今、目の前にあることに合わなければ

 

今うまくいかないと感じる。

 

単純にそれだけの違いなのです。

 

過去の嫌な記憶が蘇ってくるとき

なぜか、過去の嫌な記憶が蘇ってくるときは、

 

今をうまくいかせるには、

過去の記憶の中の方法では合わない。

新しい考え方や対処法が必要だ

 

こころのどこかでそうやって感じているときです。

 

だから、今をうまくいかせることができる

新しい考え方や対処法が見つかるまで

何度も蘇ってくるのです。

 

今ここにいる自分と向き合ってみる

今をうまくいかせる方法は、過去にも未来にもありません。

 

今をうまくいかせるために向き合わなくてはならないのは、

過去の自分や未来の自分ではなく、今ここにいる自分。

 

今と向き合うからこそ、今、何をすればいいのかも見えてきます。

 

悩みや困りごとを抱えてしまったら、

ちょっと苦しくても今の自分と向き合ってみる。

 

嫌な記憶がよみがえってきたら

今をうまくいかせるための新しい考え方や対処法を探してみる。

 

その理由は

今から先の未来を生きやすくするため。

 

こうやって

過去の記憶といい関係をつくりながら

もっとらくに生きられる人が

一人でも増えてほしいと願っています。

 

この記事が、

もっと素敵な明日に向かう今日のために

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

ご訪問ありがとうございました。

 


こちらの記事(「みんなが選んだ終活」さんの記事)では、生まれる前に旅立った命に対して心の整理をつける水子供養について紹介しているので、ご参考ください。

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人間理解

この記事を書いたのは
子育てや家族の困りごと解消から
職場のメンタルヘルス対策・人材育成
友人、恋人、同僚、部下 …
自分自身とのいい関係づくりまで
 
行動を変えて笑顔を増やす
未来に寄り添うカウンセラー
 
ほしのぶ(星野伸明) です。
 
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