数年前から、「からだの炎症がこころのバランスに影響を与えている」という研究報告が多くなってきました。
最近は、講演や研修でも「からだの炎症とこころのバランス」を題材にしてほしいという依頼が増えています。
講演や研修では、私の体験をまじえながらお話をさせていただいているのですが、今回は、そこで話している内容を少し詳しくご紹介します。
からだに炎症を起こす食べ物の存在
はじめに、私の体験談を少しだけお話しします。
私は、数年前から突然、蕁麻疹が出るようになりました。
初めは何が原因で蕁麻疹が出ているのかわからず、病院に行って薬をもらうしかありませんでした。
でも、病院でもらった薬を飲んだら蕁麻疹がひどくなり、病院で「蕁麻疹がひどくなったときは冷やすと楽になるから」と言われたことを思い出し、かゆいところを冷やしたらかゆみが増してしまい、どうすることもできないということが続きました。
そこで、別の病院に検査をしてもらいに行ってみると、蕁麻疹が出る原因となるアレルギー物質が特定できないので、「ストレスが原因かもしれないから、リラックスするようにしてみてくださいね」と言われました。
そして、薬局の薬剤師さんも驚くような緊急時に飲むための薬を処方してもらいました。
ストレスへの対処法は仕事柄たくさんの方法を知っています。
だから、いろいろと試してみました。
でも、何をやっても蕁麻疹が出なくなることがない。
それに、病院でもらった薬を飲むと少し楽になるけど、蕁麻疹が消えるわけではない。
その頃の写真です。
これでも、だいぶいい状態のときです。
そこで、自分で蕁麻疹の原因を探って見ようと思い、いろいろ調べてたどり着いたのが、からだに炎症を起こす食べ物があるということでした。
炎症を起こす食べ物はたくさんあるのですが、今回はその中の2つをご紹介します。
1.酸化防止剤
2.あぶら
からだに炎症を起こす”酸化防止剤”
ワインなどに入っているので知っている方も多いと思います。
酸化防止剤は、食品が酸化して色や味が変わらないために食品に添加されているものです。
身近なところでは、ペットボトルのお茶などにビタミンCとかDという表記で添加されています。
あとは、刺身のパックにも酸化防止剤と書いてあったりします。
酸化防止剤の役割
酸化防止剤の役割は、自分が酸化することで食品を酸化させなくするというものです。
だから、酸化しやすいビタミンが酸化防止剤として利用されているそうです。
ちなみに、このビタミンは人工的に作られたビタミンです。
いろいろと調べましたが、
「人工ビタミンと天然ビタミンは構造が一緒なので人体に悪影響は無い」という説明ばかりでした。
納得できなかったので違う角度から調べてみた
お茶の葉から入れたお茶を飲んでも、ミカンやレモンなどのビタミンがいっぱい入っている果物を食べても、咳が出たり鼻水が出るようなことはありません。
でも、ペットボトルのお茶を飲むと、風邪をひいたかのように咳が出たり鼻水が出たりするのです。
だから、「人工ビタミンと天然ビタミンは構造が一緒なので人体に悪影響は無い」という説明に納得がいきませんでした。
そこで、違う角度で調べてみることにしました。
すると、「人のからだの中には、人工的に作られたホルモンを処理する酵素がない。だから通常のプロセスでは処理できない」ということがわかりました。
いくら構造が一緒だとしても自然界にないものは、人の身体にとって脅威になるのは当然のこと。
だから、人工的に作られた物を身体の外に出そうとしてアレルギー反応が出る。
これは、人として自然の反応だと言うことだということなのです。
からだに炎症を起こす”あぶら”
油は食べ過ぎると太ってしまうとか、生活習慣病になってしまうからと、油の摂り過ぎに気を遣っている方も多いと思います。
でも、油には
- 炎症を抑える作用のある油
- 炎症を起こす作用をもつ油
- 炎症には直接関係の無い油
という3種類があるのをご存じでしょうか?
もし、炎症を起こす作用をもつ油を多く使ったとしたら、からだは炎症する方向に向かってしまいます。
(からだの炎症は、アレルギー反応を起こす原因になります)
外食したお店で、どんな油を使っているのかまではわかりませんが、一般的な油の使い方は以下のようになっているようです。
一般的にからだの炎症を鎮めてくれる作用をもつ油は、熱に弱いためサラダのドレッシングに使われる程度です。
(エゴマ油、亜麻仁油など)
しかし、炎症を起こす作用をもつ油は、安価で手に入りやすい油なので多くの場所で使われています。
(大豆油、コーン油、サラダ油など)
揚げ物や炒め物の多くは、この油を使っていることが多いようです。
炎症に直接関係の無い油の代表はオリーブオイルです。
しかし、少し値段が高いとか、独特の匂いがあるということで、パスタに使うとかドレッシングに使う程度なのが一般的なようです。
からだに炎症を起こす人工的な脂
ここでもうひとつ、「人工的な脂」の話をしておきます。
「油」と「脂」の違いですが、
常温で固体なのが「脂」、常温で液体なのが「油」と表記するのが一般的だそうです。
人工的な脂とは、
「本当は液体のはずなのに、それを固体として使えるように人工的に作り替えた脂」のことです。
身近なところだと、マーガリンやお菓子に入っているショートニングなどです。
これは、酸化防止剤のところでも書いた、
『「人のからだの中には、人工的に作られたホルモンを処理する酵素がない。だから通常のプロセスでは処理できない」だから、人工的に作られた物を身体の外に出そうとしてアレルギー反応が出る』というのと一緒です。
ちなみに、この脂で調理したり、この脂が入っているものは、通常より劣化しにくくなるようです。
無添加生活をすればアレルギーが出ない
食べるものは自分で選ぶことができます。
だから、ある程度は自分で炎症をコントロールすることができるということです。
このことがわかってからは、基本的に無添加食品生活です。
まわりの人たちからは、「大変ですね」と言われます。
実際、お惣菜を買ったり外食をする回数は減りました。
(外食をしなくてはならないようなときは、アレルギー反応が出ることを覚悟して食べます。)
でも、大変さよりもよかったことの方を多く感じています。
- 食材本来の味をたのしめるようになった
- 無添加の嘘を見抜けるようになった
- 自分のからだを気づかうようになった
- 周囲の人の体調不良の原因が手に取るようにわかることがある
試して食べられるものを増やす日々
無添加という表示に騙されてしまうこともあります。
前回は大丈夫だったのに…原材料が変わったのかな?!というものもあったりします。
でも、食べることは楽しみのひとつ。
できれば、食べられるものを増やしたいので、いろいろと試しながら探すことを楽しみの一つにしています。
本記事は、あくまでも個人の体験を元に書いている記事であることをご了承ください。
便利をとって、大切な何かを失うなんてことの無いように。
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ご訪問ありがとうございました。
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