やる気を高める言葉とやる気を奪う言葉ー知る努力をすることから始めてみよう

「ムリしないでね」とか

「自分のペースでいいよ」

優しさのつもりで言っているこの言葉。

 

でも、この言葉は万能なのでしょうか?

どんな相手にでも優しさが届くのでしょうか?

 

今回は、この疑問を解消していきます。

 

その言葉が「やる気」を奪っていることに気づいていますか?

相手を思いやる優しい言葉は、相手をほっとさせたり安心させたりします。

やる気や活力がわいてくることもあります。

 

ポイントさえ抑えていれば、相手の状況にあった思いやりの言葉を使えるようになります。

身近な励ましたい人を思い浮かべながら読み進めると、感覚がつかめると思います。

では、POINTの説明です。

 

POINT 1. 何を頑張ろうとしている人なのか知る努力をする

目の前に居る人が何を頑張ろうとしているのかもわかっていないのであれば、どんな言葉を使ったとしても、思いやりとは全く違う、他人事の言葉になってしまいます。

 

だからまずは、何を頑張ろうとしている人なのかを知る努力をしてみます

 

直接頑張りたいことを聞くことができればいいですが、聞くことができないときは、たぶんこんなことを頑張りたいんだろうなぐらいでも大丈夫です。

 

POINT 2. 何を頑張ってほしい人なのか考えてみる

目の前に居る人の頑張ろうとしていることがわかったら、それに向かって何を頑張ってほしいと感じたかを考えてみます。

 

例えば、

試験に合格するために頑張りたいのであれば計画的に勉強を頑張ってほしい」とか、

つらいことを避けようとしているのであれば向き合って乗り越える努力をしてほしい」などです。

 

ここでは必ず「してほしいこと」を考えます。

「してほしくないこと」が思い浮かんでしまったら、それを「してほしいこと」に変換してください。

 

例 
逃げないでほしい ⇒ 向き合ってほしい
怠けないでほしい ⇒ 頑張ってほしい
失敗しないでほしい ⇒ うまくいってほしい
傷つかないでほしい ⇒ 強くあってほしい など

 

POINT 3. 実行できるだけの能力があるか考えてみる

目の前に居る人には、STEP2で考えた「してほしこと」を実行できるだけの能力があるかを考えてみます。

 

能力があると感じるのなら、頑張りを褒めてあげたり労ったりしながら見守ってあげることが思いやりになります。

 

もし、能力がないと感じるのであれば、能力を身につけるサポートをしてあげるのが思いやりになります。

能力を身につける力があると信じて粘り強くサポートをしましょう。

ここでよく起こる間違いの話をしておこうと思います。

 

よく起こる間違いとは、

「してほしいこと」を実行する能力が無いんだから、きっと頑張ることもできないと考えてしまうことです。

 

「相手の頑張ろうとすること」を応援するために「してほしい」と感じたはずなのに、「してほしい」ことができないんだから、「ムリさせたくない」となってしまうのです。

 

そして、相手を思いやってこんな言葉を使うことが増えたりします。

「ムリしないでね」
「自分のペースでいいからね」
「できるところまででいいよ」
「頑張らなくていいよ」
「つらくなったらやめていいからね」
「私がやってあげるから」

 

この言葉は、「ムリさせたくない」ときに使う言葉ですから、相手のやる気を奪う言葉ということです

 

だから、この言葉を頑張りたいことがある人や頑張ってほしいことがある人に使うのは、優しさのつもりでも相手の状況にあっていない可能性が高いのです。

 

発 展  ムリさせたくない優しさが必要な人

自分のことを犠牲にしてでも人のために頑張ろうとしてしまう人がいます。

誰かのために頑張るのだから手を抜くことができないし、きっちりとやらなくてはいけないという気持ちが強くなってしまいます。

 

人は自分のことなら手を抜くことができるけど、誰かのためにと思うと容赦が無くなります。

だから、人のために頑張りすぎてしまう人は、力を抜くことができなくなってオーバーワークになってこころが疲れてしまうのです。

 

このような人たちは「頑張りたいこと」も「してほしいこと」も実行する能力があるけどオーバーワークになってしまう人たちです。

だから、自分のことを犠牲にしてでも人のために頑張ろうとして疲れてしまった人には、力を抜くために、やる気を奪う言葉をかけてあげることが優しさになるのです。

まとめ

STEP2の言葉をそのまま伝えるだけでも、相手のことを思いやった励ましの言葉になることがあります。

思いやりのある優しい言葉とは、「自分の身になって考えてくれていると感じる言葉」のことです。

だから、相手の身になって相手の状況に合わせて出てきた言葉が思いやりのある優しい言葉になるということです。

 

この記事が、

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