行動変容を成功させるヒント!5つのステージ別アプローチ

行動変容とは、人の行動が変わることを指します。

 

しかし、

人は「変わりたい」と思う気持ちを持つと同時に

無意識下で「そのままでいたい」という気持ちを持ってしまうことがあります。

 

そのため、

行動変容は簡単なことではなく、

実際、多くの人が挫折を経験しています。

 

では、

どうすれば人は行動変容を成功させることができるのでしょうか?

そのヒントとなるのが、「行動変容ステージモデル」です。

 

行動変容ステージモデルとは

このモデルは、1980年代前半に禁煙の研究から導かれたもので、

人が行動(習慣)を変える場合は、

「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の

5つのステージを通ると考えます。

 

この記事では、このステージモデルを参考にして、

ステージに合わせた効果的な働きかけの方法について解説します。

 

もしも、

あなたのまわりに行動変容を成功させてあげたい人がいるなら

その人がどのステージにいるかを把握し、

適切なアドバイスやサポートを提供することで、

行動変容のきっかけを作ってあげましょう。

 

無関心期

無関心期とは、すぐには行動を変えようと思っていない状態です。

 

この状態の人への働きかけは、情報提供がメインになります。

 

どんな情報を提供するかを考えるポイントは

 

  • 問題を解決するために相手にとってほしい行動を考えてみる
  • その行動によって現状がどのように変わる可能性があるかを考えてみる
  • その変化が相手にとってどのようなメリットをもたらすかを考えてみる
  • そのために必要な情報は何かを考えてみる

 

相手の立場になって

  • 相手側の選択肢を考えてみる
  • 相手側の選択肢の中で一番メリットが大きくなるのは何かを考えてみる
  • そのために必要な情報は何かを考えてみる

 

これらの考えをまとめて、提案するように伝えてみることです

  

人は、具体的にメリットを実感できる情報に対してこころが反応します。

ただ、どんな情報に対してメリットを感じるかは、試してみなければわかりません。

メリットを感じることができそうな情報を、粘り強く探してみましょう。

 

関心期

関心期とは、何かがきっかけとなり、今は行動していないが、

近い将来行動を変えたほうが良いのでは、と関心を持っている状態です。

 

この状態への働きかけは、動機づけ(モチベーション)を高めることがメインになります。

 

モチベーションが高まるのは

行動の重要性を認識し、行動する自信が湧いたときです。

 

だから

  • 行動しないことが不安になる
  • 行動したらいいことが起こりそうと感じる
  • 行動することが目的目標になる  

 

このような状態になることも必要なのですが、

それ以上に必要なのが、行動する自分をイメージできることです。

 

人は、意識を向けた方向に進んでいきます。

だからこそ、行動することへのモチベーションを高めるために、

実際に行動する場面をたくさんイメージしてみましょう。

 

準備期

準備期とは、行動変容の意思が固まり、具体的な方法や計画を考えている状態です。

 

この状態への働きかけは、具体的な計画と実行を支えることがメインになります。

 

このときのポイントは

「大きく変わらず小さく変わる」です。

 

大きく変わろうとするほど、

  • はじめるタイミングが難しくなります。
  • はじめの一歩を大きく設定してしまいがちです。
  • 実行するための心理的な負担感が増してしまいます。

 

これが、行動変容を難しくしてしまうのです。

 

もし、生活全体を大きく一気に変える必要がある場合は、

細かくゴールを設定して到達度を測れるように計画をしておきましょう。

 

そうでないなら、

いつも通りの生活の中に割り込ませても大丈夫な

今日できる具体的な行動を繰り返すことから始める計画を立ててみましょう。

 

実行期

実行期とは、積極的に行動している状態です。

 

この状態への働きかけは、行動をサポートすることがメインになります。

 

この時のポイントは

「できてあたりまえ」にならないこと。

 

行動は変化したとしても、その行動が習慣化されるには少し時間が必要です。

できていることはしっかりと認めて評価し、

もしもできなかったときは、その事実を責めるのではなく、

次はできると信じて応援してあげましょう。

 

 維持期

維持期とは、行動が定着し、新しい生活習慣となっている状態です 。

 

この時期までくれば、ひと安心ですが、

「習慣をつくるのは大変でも、習慣を崩すのは簡単」です。

 

しばらくは、習慣を崩そうと湧いてきてしまう気持ちを

なだめてあげることも忘れないようにしてください。

 

まとめ

この記事では、

行動変容ステージモデルという理論をもとに、

行動変容のきっかけとなる5つのステージと、

それぞれに合わせた効果的な働きかけの方法について解説しました。

 

行動変容は一朝一夕にはできるものではありません。

ステージを行ったり来たりすることもあります。

しかし、

それぞれのステージに応じた働きかけをすることで、

行動変容の成功率は高まっていくはずです。

 

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ご訪問ありがとうございました。

 

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