
なりたくない自分は思い浮かぶのに、なりたい自分がわからない。
「どんな自分になりたい?」と聞かれても、なりたい自分が見つからない。
実はこれ、カウンセリングの現場で、非常によくあるやりとりです。
でも、現場で繰り返し感じてきたことですが、
「なりたい自分が見つからない」のではなくて、
すでに目の前にある理想に、ピントが合っていないだけなのです。
ピントが合えば、
ぼんやりしていたものが、少しずつ形を持ちはじめます。
そこに向かうかどうかは、
見えてから決めても、遅くはありません。
この記事では、なりたい自分がわからなくなる理由と、
今日からできる「心のピントの合わせ方」をお伝えします。
なぜ「なりたい自分」がわからなくなるのか?
なりたい自分は、未来の自分です。
まだ、たどり着いていないのですからイメージ(想像)でしかありません。
- 宝くじが当たって優雅な暮らしができたらいいなと夢を思い描くのも、
- 頑張っていい結果を手にしたいと現実的な成果をイメージするのも、
どちらも「なりたい自分」のイメージです。
イメージしたことに正解や間違いということはありません。
その中で、あったらいいなというのが夢です。
どれだけ先にあるのかわからないし、
実際にあるかどうかわからない。
だから、夢は
「手に入らなかったとしたら」なんてことは考えなくてもいいのです。
夢と現実の違いが不安を生む理由
この先に現実的な結果が待っているとなったら…
100%の自信があること以外は、
- 理想とする結果が手に入らなかったらどうしよう
- 想定外のことが起こったらどうしよう
こういった不安がつきまとってしまいます。
そして、
「間違いたくない、失敗したくない」
そうやって、悪いイメージを払拭するために
悪いイメージを頭の中で膨らませてしまうのです。
不安が理想を隠してしまう「心理的ブレーキ」の正体
不安になったとき、あなたならどちらを選びますか?
A:理想とする結果を手に入れる方法を考えてみる
B:不安の原因を探そうとする
不安が強くなる仕組み
不安の原因探しは、足りないところ探しです。
本来は、完璧になっていないところを探して埋める。
そうやって、不安を解消したいところですが…
不安の原因探しは、
- 不安が正しかったと証明するか
- 安心安全が確保され、不安になる必要がないと思えるまで続きます。
「石橋を叩いて渡る」ができればいいですが
- 石橋を叩いて壊し、不安の正しさを証明するか
- 石橋を鉄筋で補強して、安心安全を確保する
そのため、不安の原因探しをしているうちは、
なかなか先に進めません。
なりたい自分が目の前にいたとしても
見えなくなってしまいます。
昨日ばかりを見ているとき
過ぎ去ったことに意識が向いているときは、
バックミラーを見ながら車を運転しているようなもの。
目的の場所があったことに気づくのはバックミラーに映ったとき。
つまり、「通り過ぎてしまった後」ということが起こります。
そのため、
過ぎ去ったことに意識が向いているときは
後悔ばかりが生まれてきてしまいます。
なりたい自分を見つける心のピントの合わせ方
なりたい自分は、今より先の未来に居ます。
昨日ではなく明日を考えること。
それをするだけで、なりたい自分に出会うことができます。
なりたい自分は、イメージでしかありません。
イメージする力を高めるために
「これを読んだ後、何しよう」というぐらい
近い未来をイメージするところからはじめてみましょう。
できないかもしれないなんて考える必要はありません。
先のことをイメージする力を磨くための、はじめの一歩です。
私は、実際のカウンセリングでも、
「今日、家に帰ったらまず何をしますか?」と、
近い未来をイメージしてもらうことを大切にしています。
これまで多くの方と向き合う中で、
それができるかどうかより、それをイメージできるかどうか。
これが大事なことなのだと感じています。
それができたら、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後、3年後、5年後と、
少しずつ先の未来をイメージするようにしてみましょう。
まとめ
なりたい自分をイメージするのは、
「今の自分」と「理想の自分」をつなぐ道が、
そこにあることに気づくということです。
イメージすることに正解や間違いはありません。
思いっきり自由にイメージを膨らませてみましょう。

あなたは、どんな一歩を踏み出しますか?
まずは、できることから1つずつ。
そんな一歩を踏み出すヒントになればうれしいです。
ご訪問ありがとうございました。
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