「わからない」という答えに困ってしまうことはないですか?
「何を考えているのか、わかりたい」
そう思って質問したのに
「わからない」って答えられてしまう…
雰囲気を変えたり、言い方を変えたり
いろいろと試してみても、答えは変わらず「わからない」。
それなら気持ちを切り替えて
「本人にわからないんだから仕方ない」って
次に進むことができればいいのですが…
人は、わからないことを
わからないままにしておくのが苦手です。
そこで、「わからない」以外の
答えが返ってくるように質問を工夫することが必要
なのですが、
相手の「わからない」の正体がわかるから
どんな質問を投げかけたらいいのかをわかるようになるのです。
「わからない」と答える3つのパターン
日常生活の「わからない」を分類してみると、
だいたいこの3つのパターンにあてはまります。
- 本当に「わからない」
- 『本音よりも正解が大事』 の「わからない」
- 考える気のない「わからない」
本当に「わからない」
- はじめてのことで、何をどう考えたらいいかわからない
- 考えてみたけど、どうしたらいいかわからない
- 何を質問されているかわからない
この「わからない」は、
知識不足や経験不足、能力不足による「わからない」です。
『本音よりも正解が大事』の「わからない」
この「わからない」は、
どうせ…とか、きっと…という気持ちからうまれます。
- 本音を言ってもどうせ聞き入れてもらえない
- 本音を言ったらどうせ怒られる
- 本音を言ったらきっと不利になる
だから、本音よりもその場に適した答えを探そうとします。
でも、その答えが見つからず「わからない」と答える。
つまり、
正しさを求めるために生じる「わからない」ということです。
考える気のない「わからない」
この「わからない」は、
考えることに負担感を持っているため、
考えないことで負担感から逃れようとするための「わからない」です。
「わからない」と言っておけば、
・誰かが答えを教えてくれる
・誰かが手を差し伸べてくれる
こういった過度に依存的な側面も潜んでいます。
簡単に「わからない」と言えなくなる方法
日常的に使われる「わからない」から考えてみると、
「わかる」は『どうすればいいかひらめく』、『どうすればいいか自覚する』
ということのようです。
そうであれば、
「どうすればいい」を増やすことで、「わからない」を減らすことができる
ということになります。
「どうすればいい」は「どう行動すればいい」ということです。
では、どのようなアプローチをしたら
「どう行動すればいい」という
ひらめきを増やすことができるのでしょうか?
こちらに「どうすればいい」という何か答えがあるとき
「どう(行動)すればいい」を
導き出すための考え方を教えてあげます。
これは、多くの選択肢の中から、
自分に合う行動をどうやって選んだらいいかを
教えてあげるということです。
こちらに答えがあるときは、最低限この2つは教えてあげましょう。
- 現在考えられる可能性と選択肢
- 可能性と選択肢の中からの行動の選び方
ただし、教えてあげたことが相手にフィットするかどうかはわかりませんので、無理強いは禁物です。
こちらの考えが相手にフィットしなかったとき・こちらにも答えがないとき
どう考えたらいいのか から一緒に考えます。
このときのスタンスは、「指導者・教育者」ではなくて「伴走者」です。
伴走者は、主役が道を間違えたり、危険なことがないように
サポートしながら共にゴールを目指す人です。
だから、問い詰めたりするのではなく、
寄り添う雰囲気で最低限この3つは一緒に考えてみます。
- 自分の感覚のどこまでわかって、どこからわからないのか
- 「わからない」ではない答えを探そうとするとどんな感覚になるか
- わからないのをわかるにするにはどうしたらいいか
お互いに「わからない」からのスタートですから、どうしたらいいかひらめくまでには少し時間がかかります。
質問法についてはこちらを参考にしてみてください。
この記事が、
もっと素敵な明日に向かう今日のために
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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