
気持ちの切り替え方
からだが記憶している気持ちを使って
気持ちを切り替える

ネガティブな気持ちから抜けられないと言って
下を向いていないですか?
もし、ネガティブな気持ちから一瞬で抜け出したいのなら、
『背筋を“ピン”と伸ばして視線は少し上』にしてみましょう。
過去の体験は、姿勢に記憶されています。
ためしに、
過去の最高に気持ちよかった時のことを思い出してみてください。
ついでに、過去のたのしかったときのことを思い出してみてください。
そのときの気持ちをからだいっぱいに感じてみてください。
どんな姿勢になりますか?
その姿勢が、あなたのポジティブな気持ちのときの姿勢です。
ポジティブな気持ちがその姿勢を覚えているのですから、
その姿勢もポジティブな気持ちを覚えています。
だから、その姿勢をするだけで、ポジティブな気持ちが湧いてくるのです。
では、反対にネガティブな体験を…
と言いたいところですが、
ネガティブな気持ちから抜けたいのに、
わざわざネガティブな姿勢を体験する必要は無いと思うので省略します。
『背筋を“ピン”と伸ばして、目線は少し上』。
これが、ポジティブな気持ちになっているときになりやすい姿勢です。
ネガティブな気持ちになっているときに、
「ポジティブな気持ちを思い出す」とか
「ポジティブな体験を思い出す」のも効果はあります。
でも、これだと、
頭の中で、ポジティブとネガティブの陣取り合戦をしているようなもの。
すぐにネガティブな考えが頭を占領しようと攻め込んできてしまうのです。
だから、頭でネガティブを閉め出そうとするのではなく、
からだでポジティブを表現してしまう。
思いっきりガッツポーズをしたことがある人は
両手を上に突き上げて、ガッツポーズをするのでもいいです。
こころとからだはつながっています。
だから、ネガティブな気持ちから一瞬で抜けだしたいと思ったら、
『背筋を“ピン”と伸ばして、目線は少し上』をしてみましょう。
ネガティブな気持ちから抜けられない人の特徴
「ネガティブな気持ちから抜けられない」と言う人を見てみると、
ほとんどの人が”何かを抱え込むような姿勢”をしています。
わかりやすく言えば猫背。
胸とかおなかの前で何かを大事に抱え込んでいるよう見える姿勢です。
この姿勢は、落ち込んだ人がとりやすい姿勢です。
だから、過去のネガティブな体験を思い起こしても、だいたいこれと似たようになる姿勢になります。
ネガティブな気持ちがその姿勢を覚えているのですから、
その姿勢もネガティブな気持ちを覚えています。
だから、胸とかおなかの前で何かを大事に抱え込んでいるよう見える姿勢をするだけで
ネガティブな気持ちが湧き出てくることが増えるのです。
別の側面から見ると、
背中が丸まった姿勢になっている人は、だいたい首が凝っています。
そして、奥歯をかみしめて、呼吸が浅くなっています。
首が凝っていると、脳への血流が悪くなってしまいます。
奥歯をかみしめたままになると、からだが緊張していきます。
呼吸が浅くなってしまうと、からだに必要な酸素が足りなくなってしまいます。
つまり、何かを抱え込んだような背中の丸まった姿勢は、
緊張がとれず脳が正常に働かなくなる可能性のある姿勢ということなのです。
これが、ネガティブな気持ちに攻め込まれてしまう人が持っている特徴です。
ネガティブな気持ちから上手に抜け出す人の特徴
ネガティブな気持ちから上手に抜け出す人の特徴は、
歯を食いしばらずに、首が凝らない、深い呼吸ができる姿勢をとるようにしていることです。
具体的には、『背筋を“ピン”と伸ばして、目線は少し上』の姿勢です。
この姿勢は、ポジティブな気持ちになっているときになりやすい姿勢です。
だから、この姿勢をするだけで、ポジティブな気持ちが湧きやすくなります。
そして、この姿勢をすることで緊張をほぐして、脳が元気な状態でいるようにしているのです。
口の中の自然な状態は、奥歯の上の歯と下の歯が少し離れた状態。
もし、奥歯の上の歯と下の歯がくっついているようであれば、歯を食いしばっています。
だから、口を少し開ける。
どのくらい口を開けたらいいかわからなければ、
少し上の方(斜め45度上)を見てみましょう。
自然と奥歯の上の歯と下の歯の間に隙間ができるはずです。
それが口を少し開けた状態です。
また、少し上の方を見たら、自然と胸を張ったような姿勢になるはずです。
立ったまま、頭の上の天井を見てネガティブなことを考えようとしても、
ネガティブなことが思い浮かばなくなるという不思議なことが起こります。
こころとからだのつながりを上手に利用すれば、
ネガティブな気持ちから上手に抜け出すことができます。

からだでポジティブを表現して、たのしい毎日をすごしていきましょう。
この記事が、もっと素敵な明日に向かうことに少しでもお役に立てたら嬉しいです。
ご訪問ありがとうございました。
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