
カウンセリングをしていると、
「それ嫌いだからムリ」って言って、前に進めないでいる人に出会うことがあります。
こういう人って、「好き・嫌いがハッキリしてる」タイプが多いんです。
それは人間関係だけじゃなくて、勉強とか仕事、食べ物にも共通してたりします。
最近は「嫌いなものはムリして食べなくていいよ」って言われて育つ人も多くて、
嫌いなものは避けるのが当たり前になってる感じ。
たとえば、嫌いな食べ物が出てきたら、よけて好きなものだけ食べる。
そんなふうに「嫌いなものは避ける」っていう習慣が、日常になってるんですね。
でもそれが、人間関係とか仕事とか、ちょっと複雑な場面でも出てきちゃうと、
「嫌いだからムリ」ってなって、前に進めなくなることもある。
もちろん、嫌いなものを無理に好きになる必要はないですが…
「嫌いだからムリ」で終わらせてしまうと
チャンスを逃しやすい
嫌いなことの中にも、自分の可能性を広げるきっかけがあるかもしれないのに、それを見ないまま終わってしまう。
人間関係が狭くなる
「この人ちょっと苦手」と思って距離を置くと、実は仲良くなれたかもしれない人とのつながりを失うことも。
成長の機会が減る
苦手なことに挑戦することで得られるスキルや経験が、避けることで手に入らなくなる。
周りから「わがまま」と思われることもある
嫌いなことをすぐ拒否すると、協調性がないと思われてしまうことがある。
自分の世界が狭くなる
好きなことだけで生きていると、視野が狭くなって、いろんな価値観や考え方に触れる機会が減ってしまう。
「嫌いだけどちょっと頑張る」ってしてみると
新しい自分に出会える
「意外とできた」「ちょっと楽しいかも」と思える瞬間があって、自分の可能性が広がる。
周りからの信頼が増える
苦手でも頑張ってる姿は、周りから「この人すごいな」と思われやすい。
柔軟な考え方が身につく
嫌いなことにも向き合うことで、物事をいろんな角度から見られるようになる。
人間関係が広がる
苦手なタイプの人とも関わることで、思わぬ友情やチームワークが生まれることも。
自信がつく
「嫌いでもやれた」という経験が、自分の中の自信につながって、次の挑戦がしやすくなる。
「出されたら食べるけど、自分からは選ばない」くらいのスタンスがあると、
社会の中ではちょっとラクになる。
そんなことの方が多いかもしれません。
「嫌いだからムリ」で止まるのではなく、
「嫌いだけど、ちょっと頑張ってみる」ことで、
思ってもみなかった自分に出会えるかもしれません。
変わるのは怖い。
でも、変わってみたら案外ラクだったり、楽しかったりすることもあります。

まずは、できることから一つずつ。
そんな一歩を踏み出すヒントになればうれしいです。
ご訪問ありがとうございました。
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