
人は、不快に感じることをストレスと認識します。
そのため、
・不快を避けるにはどうしたらいいのか?
・不快を感じないようにするにはどうしたらいいのか?
この疑問の答えがストレスマネジメントだと考えてしまうことがあります。
でも実は、その考え方そのものがストレスをふやしていることもあるのです。
ストレスって何?
今が完全に満たされた状態であれば、
「これ以上何もいらない」
そんな気分に、身も心もゆったりと落ち着きます。
あまり動こうとも思わない状態です。
これが「ノンストレス」です。
しかし、その状態も長続きせず
「なんかもう少しこうしたい」
「これがちょっと嫌だな」
このような、気持ちが少しずつ湧いてきます。
すると、なんだかそわそわしてりして…
のんびりしている気にならなくなってしまう。
これが、「ストレス」です。
これをちょっと違う視点で見てみると、
「満足したいけど、満たされていない」
その状態が、ストレスを生み出していることがわかります。
本当のストレスマネジメントを考える
人の脳が同時に処理できることには限界があります。
例えば、
- 話をしながら
- Lineに返信する
これぐらいなら、なんとかできます。
でも、
- 話をしながら
- YouTubeをみて
- Lineの返信をする
こうなるとかなり難易度があがります。
これは、集中することを切り替えて、
ひとつひとつを順番に処理しているからです。
だから、
気になることやストレスがたくさんあるときは、
やりたいことに集中を向け続けることできなくなります。
そして、集中できないことが、
またストレスを生み出す悪循環に陥ってしまいます。
ストレスマネジメントのバリエーション
ストレスに占領されていた集中力を取り戻す。
この作業が、『本当のストレスマネジメント』です。
そこで効果を発揮するのが、気分転換です。
気分転換は字の通り、気分を切り替える、気分を転換させるということ。
気分転換は、頑張るためにちょっと栄養補給をするという感じです。
- 大変な作業をする前にちょっとお茶を飲む
- ちょっと席を離れて深呼吸する
- 休みの日は好きなことをしてリフレッシュ
- 運動で汗をながす
このような行動です。
似ているけど、全く違う結果を招くのが、気晴らしです。
気晴らしは
- 嫌な気持ちを晴らす
- 嫌な気持ちを忘れる
そのためにする行動です。
例えば、
- ギャンブル
- やめ時を失ったゲーム
- 酔いつぶれるまでお酒を飲む
- 菓子を食べる手が止まらない など…
もちろん、ゲームやお酒そのものが悪いわけではありません。
終わったあとに、
「よし、また頑張ろう」と思えるなら気分転換です。
しかし、
「考えたくないから続ける」
になってしまうと、気晴らしになってしまいます。
気分転換かどうかを見分けるポイント
- 気分転換は気分を切り替えることが目標になる。
- 気晴らしは向き合わないで避けることが目標になる。
何を目標にするかによってがんばり方も変わります。
そして、手にする結果も変化します。
ストレスの中身によって、気分転換になることも変化します。
だからこそ、一つの方法だけに頼るのではなく、
自分なりの気分転換の引き出しをいくつか持っておくことをお勧めします。
ストレスをなくそうとするほど、ストレスを意識してしまうことがあります。
大切なのは、
ストレスに奪われた集中力を取り戻すこと。

あなたは、どんな一歩を踏み出しますか?
まずは、できることから1つずつ。
そんな一歩を踏み出すヒントになればうれしいです。
ご訪問ありがとうございました。
一般社団法人マスタリーカウンセリング協会 代表理事。NPO法人クリオネの家 事務局長。
行動科学・健康科学・脳科学に基づき、原因追及ではなく仕組みで心と行動を整える『マスタリーメソッド』を体系化。
個人カウンセリングや企業・官公庁・教育機関での研修を行うほか、カウンセラー育成や各種学びのプログラムの提供にも注力している。
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