『何かあったら言って!』は逆効果?!|「実は…」を引き出す質問

 

「わからないことがあったら聞いてね」

「困ったことがあったら言ってね」

 

こうやって声をかけたくなる相手は

「できるかな」「大丈夫かな」って気になるけれど

放っておくことができない相手に対してではないでしょうか。

 

もし、「できるかな」「大丈夫かな」って気になる人に声をかけるなら、

「聞いてね!」「言ってね!」と声をかけるより

「今、どんなことを、どんな感じでやってるの?」と質問してみましょう。

 

「○○があったら」は「○○は無い」が前提の言葉

「○○があったら」は、

「○○は無いと思うけど」というニュアンスを含んだ言葉です。

 

だから、

「困ったことがあったら」は、「困ることは無いと思うけど」

「わからないことがあったら」は、「わからないことは無いと思うけど」

というニュアンスが伝わってしまいます。

 

「何かあったら言ってね」と声をかけたくなる相手は、

・たぶん困ることがある

・たぶんわからないことがある

でも、『きっと自分からは言ってこない』と感じる相手です。

 

この相手に

「困ることは無いと思うけど何かあったら言ってね」

「わからないことは無いと思うけど何かあったら言ってね」

こうやって声をかけたら…

 

・困ることがあっても言えない

・わからないことがあっても言えない

 

「実は…」と、言い出しづらい雰囲気を作ってしまうのです。

  

質問で「実は…」を引き出す

「できるかな」「大丈夫かな」って思うけど、

たぶん自分からは言ってこないと感じる人には

「今、どんなことを、どんな感じでやってるの?」と、

質問形式で声をかけてみましょう。

 

質問をされると

・困っていることがわからない

・わかっていないことがわからない

 

こんな人でも、自分の現状を振り返る内省化が進みます。

 

さらに、質問することが「実は…」と、

話をしてもらうきっかけになることもあります。

 

聴き上手は伝え上手です。

状況や相手に合わせてコミュニケーションを変えてみましょう。

 

完璧じゃなくていい。今日も小さな一歩から。


まずは、できることから1つずつ。

そんな一歩を踏み出すヒントになればうれしいです。

星野伸明
この記事を書いた人
星野 伸明(ほしのぶ)
明日に寄り添うカウンセラー

一般社団法人マスタリーカウンセリング協会 代表理事。NPO法人クリオネの家 事務局長。
行動科学・健康科学・脳科学に基づき、原因追及ではなく仕組みで心と行動を整える『マスタリーメソッド』を体系化。
個人カウンセリングや企業・官公庁・教育機関での研修を行うほか、カウンセラー育成や各種学びのプログラムの提供にも注力している。

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