イライラする相手とかかわるテクニック―イライラ・もやもやの対処法ー

「あの人といるとなぜかイライラする」という経験したことはないですか?

 

イライラさせてくれる相手は、

 何を考えているのかわからない。

 どんな感じ方をしているのかわからない。

わからないことだらけの相手です。

 

つまり、理解の枠を超える相手。

そんな人が近くにいたら疲れてしまいませんか?

 

「疲れるから、イライラさせられるあの人とかかわらない」って、できたらいいのですが、

なかなかそうできないことの方が多かったりします。

 

そこで、今回は、『イライラする相手とかかわるテクニック―イライラ・もやもやの対処法ー』をお届けします。

イライラさせられる相手は混じりあうことが難しい相手

イライラさせられる相手の考え方や感じ方は

こちらの理解の枠を超えています。

 

だから、なかなか理解することができない。

自分の理解を超える相手です。

 

「水と油」 「犬猿の仲」など

考え方や感じ方が違うことを表す言葉がありますが、

感じ方や考え方が違う相手は

混じりあうことが難しい相手だということです。

 

混じりあうことが難しいのだから、

程よい距離を保っていることがお互いの幸せにつながることはわかっている。

 

それなのに、

混じりあうために何とかしようと相手に近づきすぎてしまうことがあるのです

 

イライラする相手に近づきすぎる

 

近づきすぎるパターン1ー相手に自分の考えや感じ方をわかってもらおうとする

程よい距離を保っていることがお互いの幸せにつながることはわかっているのに、

どうしたら、自分の考えや感じ方を理解してもらえるのかを考え、理解してもらうために試行錯誤してみます。

 

でも、この思考錯誤は、相手にしてみたら、「私の色に染まってください」と強要されているようなものです。

だから、相手は受け入れることを拒否します。

 

それなのに、何とかしたい私が近づこうとしてしまう。

 

これが近づきすぎてイライラしてしまうパターン1です。

 

近づきすぎるパターン2ー相手の感じ方や考え方をわかろうとする。

程よい距離を保っていることがお互いの幸せにつながることはわかっているのに、

相手の感じ方や考え方をわかるために、自分の考えや感じ方を脇に置き、どうしたら相手に寄り添うことができるのか試行錯誤します。

 

これは、自分の考えや感じ方よりも相手の考えや感じ方を優先させようとする行為です。

だから、「相手の色に染まって私がいなくなる」といった感覚になってしまいます。

 

「相手の色に染まって私がいなくなる」という感覚に陥りやすい人の特徴を挙げると、

  • 相手の気持ちを察する人
  • 気づかいのできる人
  • 相手を思いやる人
  • 相手に合わせることができる適応能力の高い人

パターン2は、

混じりあうことのないはずのない人を理解しようとしたために、

理解できない人の考えや感じ方を持とうとして

自分がなくなっていってしまうことへのイライラのパターンなのです。

 

混じりあうことが難しい相手とはビジネスライクに接する

感じ方や考え方が違う相手は、混じりあうことが難しい相手です。

 

「イライラするからあの人とかかわらない」ってしたい。

でも、かかわりを持たないわけにはいかない。

 

そんな時は、程よい距離を保ちながらかかわりを持つ、ビジネスライクな接し方をしてみます。

 

ビジネスライクに接するためのスキル

 

言うべきことを言うスキル

「言うべきことを言う」とは、「事実を事実として伝える」ということです。

 

例えば、書類の提出が遅れて困っていることを伝える

よくない伝え方の例

「書類の提出が遅れるとみんなが困ります」

 

良い伝え方の例

「●●日に提出期限の書類が提出されていないことで、□□にかかわるすべての人の仕事が止まっています。」

 

「いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)【5W1H】」を伝えるのが「事実を事実として伝える」ということです

 

伝え方についてもっと知りたいという方は、「わかってもらえないイライラが99%なくなるテクニック」を合わせて読むことをお勧めします。

 

聴くべきことを聴くスキル

イライラさせてくれる相手は自分の理解を超える相手ですから、理解できない可能性の高い相手です。

だから、どんなに頑張って気持ちや考えを聴いても、理解できなければイライラしてしまいます

そこで、役立つのが「聴くべきことを聴く」スキル。

「事実を聴く」ために、「Yes or No」で答えられる質問か、4W1Hの質問を使います。

 

伝えるときは5W1Hで聴くときは4W1H。

どの「W」を使わないのか?

 

それは「なぜ(Why)」です。

「なぜ?」と聞かれると、「だって」と言い訳したくなる気持ちが出てきます。

 

理解できない人の言い訳を聴くと、余計にイライラしてしまいます。

だから、「なぜ(Why)」は使わない。

「どうして?」も「なぜ?」と同じです。

この質問は気を付けておく必要のある質問方法だということです。

 

まとめ

ビジネスライクは、相手と程よい距離を保つための接し方です。

相手と程よい距離を保つためには

  • 5W1Hで言うべきことを言う
  • 4W1Hで聴くべきことを聴く

 

イライラさせてくれる人と程よい距離を保って、幸せな毎日を過ごしていきましょう。

 

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