ハラスメント対策!心のダムを満たす感謝の仕組みづくり

ハラスメント対策のために、

たくさんあるハラスメントの種類を覚えようとしていませんか?

ハラスメント対策を本気で考えているなら、

ハラスメントの種類を覚えるより、”感謝を伝える仕組み作り”をしてみましょう。

 

ハラスメントの評論家になるのなら、

ハラスメントの種類を知らなくては困ってしまいます。

 

でも、現実的にハラスメント対策をしたいのであれば、

ハラスメントの種類を覚えていても意味がありません。

 

ハラスメントの種類を知っても

ハラスメントという脅威に敏感になるだけだからです。

 

人は、脅威に対して敏感なところを持っています。

そして、脅威を感じると「闘争か逃走」します。

つまり、脅威を感じたら行動が起るのです。

 

では、ハラスメントという脅威の種類を知って、どんな行動が起るのでしょうか。

 

多くの場合、ハラスメントという脅威に敏感になるだけで、

「どう行動していいかわからない」ということが起ります。

 

「脅威の存在を知っているのにどうしていいかわからない」ということは、

脅威を警戒する緊張状態をずっと続けなくてはいけない”ということです。

 

こんなストレスフルな環境をつくるのがハラスメント対策ではありません。

みんなが安心できる環境をつくるためにハラスメント対策はおこなうものです。

 

みんなが安心できる環境づくりのためにできること。

それを考え行動するのが本当のハラスメント対策です

 

難しくて、行動に移らないことでは、現実的なハラスメント対策になりません。

だから、誰でも今すぐにできること。

それは、「感謝を伝えること」です。

 

感謝の言葉が飛び交う場所は、

笑顔にあふれた思いやりのある場所になること間違いありません。

 


本当のハラスメント対策

ハラスメント対策とは、

  • ハラスメントをなくすこと
  • ハラスメントで傷つく人を減らそう

こういったことが目標ではありません。

 

本当のハラスメント対策とは、

バランスのとれた関係性を築くことで、

ハラスメントに対して気を配らなくてすむ状態をつくる。

つまり、安心して過ごせる環境をつくるということです。

 

ハラスメントは過ぎた状態を表わす言葉

ハラスメントは、

もともと「困らせる」とか「嫌がらせ」のことを指す言葉として使われていました。

 

しかし、最近は

不快になる行為全般をハラスメントと呼んでいます

 

受け取る人の感覚で不快になることは違います。

だから、ハラスメントの種類はどんどん増えているし、これからも増えていくと思われます。

 

増えていくハラスメントの種類を覚えて役に立つとすれば、

  • 相手を懲らしめるとき
  • 相手を訴えるとき ぐらい…

 

だから、ハラスメントの種類を覚えるよりも、

ハラスメントがどんな状態を表す言葉なのかを覚えておいた方が役に立つはずです。

 

何事も、やり過ぎてしまったり、やらな過ぎてしまったりすると、

相手が見えない一方的な状態になってしまいます。

一方的な状態になれば、そこに配慮や思いやりが感じられることはありません。

だから、それを不快に感じてしまうことが増えてしまいます。

この不快に感じることを、ハラスメントとして表現している。

つまり、ハラスメントは、「過ぎた状態」を表す言葉ということです。

 

ハラスメントの種類やハラスメントの名称、具体的にこんなことがハラスメントになるということ知りたい方は、それを細かく説明してくれている資料やサイトが存在しますので、そちらをご覧になってください。

読んでみると、こんなこともはハラスメントになるのかとびっくりさせられるようなハラスメントもあったりします。

 

こころには“こころのダム”がある

ハラスメントは相手が見えない一方的な状態のときに起ります。

では、どんなときに相手が見えなくなってしまうのでしょうか。

人のこころには、2つの“こころのダム”があります。

それは、

与えるダム と 蓄えるダム

 

与えるダムの役割

与えるダムの役目は、「与えること」。

“こころのダム”ですので、このダムの役目は、こころを届けることです。

こころを届けるとは、例えば、”思いやり”とか”気遣い”といったこと

 

与える相手は、自分以外の誰かだけではありません。

与える相手の中に、自分も含まれます。

 

相手を思いやり気遣うのと同じように、自分のことも思いやり気遣う

これが、与えるダムの役目なのです。

 

蓄えるダムの役割

蓄えるダムの役目は、「蓄えること」。

“こころのダム”ですので、このダムの役目は、こころを蓄えておくことです。

こころを蓄えるとはどんなことなのか。

わかりやすく言ってしまうと、誰かに与えてもらうということです

例えば、“認められる”とか“褒められる”といったことが蓄えられていきます。

 

蓄えるダムのもうひとつの役割

蓄えるダムは、与えるダムが空にならないようにサポートしています。

つまり、蓄えるダムは、”与えるダム”に”与えるダム”ということ

 

補充されるよりも与えることばかりが多くなれば、ダムは空に近づいていきます。

そして、どんどんダムの余裕はなくなっていきます。

つまり、相手を誰かを思いやっている余裕なんて無いという状態になる。

 

これが、相手が見えない一方的な状態をつくります。

そして、「過ぎる状態」を作ってしまうのです。

 

バランスのとれたこころのダム

十分なサポートが得られるので、自然と誰かへの思いやりや気遣いができる。自分への気遣いや思いやりは、自分を認める褒めることになるため、それも与えるダムのエネルギーになる。

バランスの崩れたこころのダム

サポートがない中で与え続けるために、自分勝手な振る舞いによって得られる自己満足が与えるダムのエネルギーになる。

 

「あたりまえ」と「有り難い」は対極にある

ハラスメントの芽があるということは、

与えるダムを酷使しているのに、

与えられることが少ないために、

蓄えるダムが空に近くなっているということです。

 

このような状態をつくりだすのは、

みんなの「あたりまえ、当然」という意識です。

 

「頑張ったとしても、それはあたりまえのこと」

「どんなに大変だとしても、それをやるのは当然のこと」

 

こういった意識が広がり出すと、与えることが減ってしまいます。

 

ではこういった意識を改善するには、どうしたら良いのでしょうか

とっても簡単な方法があります。

それは、感謝を伝えること。

 

「あたりまえ、当然」と思うことが増えると、「ありがとう」が減っていきます。

 

あたりまえでは無いんだという気持ち、

「ありがとう」の気持ちは相手の蓄えるダムに溜まっていきます。

 

見て見ないふりや気づかないふりもハラスメントです。

みんなで感謝の気持ちを伝え合って、たのしい毎日を過ごしていきましょう。

 

この記事が、

もっと素敵な明日に向かう今日のために

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

ご訪問ありがとうございました。

 

 

 

関係スキル

 
この記事を書いたのは
心の科学で縁の下の力持ち
明日に寄り添う心と行動の専門家
 
ほしのぶ(星野伸明) です。
 
子育てや家庭内の困りごと解消から
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