テイカーと呼ばれる人に出会ったことはありますか?
テイカーとは、
ギブ&テイクの「テイク」が多いタイプの人のことです。
テイカーと呼ばれる人は、
- 与えるよりも多くを受け取ろうとする
- 手柄を横取りする
- 自分の視点でしか物事を見ない
- 自分に利益をもたらしてくれる人としか関係をつくらない
- 助言やアドバイスを批判されたと感じ反発する
- 利害関係の無い人への接し方が雑
- 勝ち負けで物事を判断する
こんな特徴を持っています。
もし、こんな特徴を持ったテイカーと出会ってしまったら、
どうしたら関係を切ることができるかを考えるよりも、テイカーにとって利益のない人を演じてみましょう。
テイカーは、自分に利益のある人としか関係をつくりません。
関係を断ち切ることが難しいテイカーに出会ったら、
その人にとって利益のない人を演じるという戦略をとってみましょう。
テイカーを引き寄せる気持ち
テイカーにとって利益のない人を演じた成果が出てくると
- 気がきかねーなー
- なんだよ使えねーなー
- お前に用はねーよ
こんなことを言われるようになります。
この言葉は、テイカーにとって利益のない人を”演じれた証”です。
本来の自分に対して言われた言葉ではありません。
でも、もしこの言葉に傷つくようであれば、その気持ちがテイカーを呼び寄せてしまうかも知れません。
その気持ちとは、
- 必要とされたい。
- よく思われたい。
- 嫌われたくない
これは、「承認欲求」という誰もが持っている気持ちです。
承認欲求自体は
- 人に優しくできたり、
- 親切な行動をしたり、
- まわりとの関係を考える
こういった、人との関係を良くすることにも役立つ気持ちで、悪いものではありません。
しかし、承認欲求が強くなっているとき、「自分のことより、まず相手のこと」という気持ちを持ちやすい心理状態になることがあります。
その気持ちを巧みに利用して、自分だけ利益を得ようとするのがテイカーと呼ばれる人たちなのです。
テイカーを寄せ付けないためにできること
では、テイカーを撃退して、テイカーを寄せ付けないために、どんな人を演じればいいのでしょうか?
基本はこの3つです。
- 必要以上に親切にしない
- 自分の考えを言う
- 自分の時間を大切にする
テイカーのタイプに合わせた対応例
自分から先に与えるのではなく、与えてもらったらそれに返すという方法
例えば、
いつも仕事を丸投げされその手柄をその人に持って行かれている。
後でお礼はするからと言って、一度もお礼をしてもらったことはない。
そんなテイカーを撃退するひと言
その仕事をするには、○○が必要なので、それを出してくれたら手伝います。
終わったことを振り返って改善してもらおうとしても、それに応じてくれないのがテイカーと呼ばれる人たちです。
テイカーにとって利益のない「気の利かない人」を演じて、仕事を丸投げされるのを防ぎましょう。
自分のためにではなく、誰かのためにという方法
例えば、
困っていることをアピールして、その人の都合でこちらの時間を奪っていく。
困っているときはお互い様と言うくせに、手伝ってくれたことはない。
そんなテイカーを撃退するひと言
今は○○さんのために、これをやらなくてはなりません。後で時間があったら手伝います。
“自分のために”と思うと、遠慮が出てしまうことがあります。
その遠慮を利用しようとするのがテイカーと呼ばれる人たちです。
人として対等であるという姿勢をとる方法
テイカーは、言葉巧みに相手を責めたり、批判したりすることがあります。
これは、他者をコントロールするテイカーのテクニックです。
このテクニックに振り回されないためには、「テイカーの期待に応えようとしないこと」が重要になります。
そこで、どんなテイカーの言動にも「惑わされず、動じない、冷静な人」を演じてみます。
これは、テイカーに冷たい人を演じるということではありません。
「人として対等である」という姿勢を、しっかりと持った人を演じるということです。
まとめ
テイカーにとって利益のない人を演じてみると、テイカーがどんな人を利用しようとしているのかを、何となくですがわかるようになってきます。
そして、テイカーから
- 気がきかねーなー
- なんだよ使えねーなー
- お前に用はねーよ
と言ってもらえたら、
テイカーにとって利益のない人を演じることができたということ。
心の中で、祝杯をあげながら、
「気が利かなくて、ごめんなさい。」と言っておきましょう。
もちろんですが、いろんなことを試してみても、状況が改善されないような場合は、距離を置くことも大切です。
1人で取り組むのが難しいと感じるときは、身近な誰かの助けを借りてみるのも効果的です。
もし、身近に相談できる人がいない、相談したけどあまり…というようなときには、何かお手伝いできることがあるかもしれません。私にメッセージを送ってください。
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