人間関係の疲れや悩みの原因を考えてみると、
「なんでこの人はこんな考えをするんだろう」とか
「何を考えているのかわからない」という、
『相手の人のことがわからない』ということが原因のように感じてしまうことがあります。
でも、人間関係の疲れや悩みをつくる本当の原因は、
相手ではなくあなた自身の中にあるかもしれません。
20年間で1万人以上のお悩み解消をサポートするなかで蓄えた知恵からお届けする今回の内容は「どうして人間関係に疲れてしまうのか?-人間関係に疲れてしまう原因と対処法-」です。
この記事を読むと、人間関係に疲れてしまう原因と対処法がわかるようになると思います。
ちょっと違う視点でリライトしてみました↓。
本記事のテーマ
どうして人間関係に疲れてしまうのか?-人間関係に疲れてしまう原因と対処法-
1.人間関係の悩みはわからないの連鎖
2.人間関係に疲れてしまうのは「過ぎてしまう」から
3.わかってもらえればこころのダムを充たせる
1.人間関係の悩みはわからないの連鎖
人間関係の悩みの多くは、
自分の気持ちや考え、言っていることを
わかってもらえない、わかってくれそうもない
ということから起こっています。
例えば、
自分の言っていることをわかってほしい人がいたとします。
その人が何を考えているのかわからないと感じることが多い。
その人に自分のことをわかってもらおうとしたときに、
その人がわかってくれるかどうかわからない。
つまり、
わかってほしい人にわかってもらえるかわからないから
悩みになってしまっているということです。
こうやって、
わからないの連鎖が起きてその波にのまれてしまうのが
人間関係の悩みの特徴です。
2.人間関係に疲れてしまうのは「過ぎてしまう」から
本当は、わかってほしいのにわかってもらえないことが悩みの本質なのに、
『相手のことがわからない』ということが悩みの本質のように感じてしまっているのはなぜでしょう。
それは、相手の都合を考える優しさと、相手の都合に合わせて行動する柔軟性を併せ持っているからです。
この力は本来、人間関係をつくったり、人間関係を深めたりするのにとても役に立つ力です。
だから、人間関係を改善しようとするときには、この力を発揮しようとするのは自然なことです。
しかし、「過ぎてしまう」と疲れてしまうのです。
過ぎてしまうとどのようになるのかは引用をご覧ください。
人の心には、大きく分けると2つのダムがあります。
1つは、与えるためのダム。
もう1つは、蓄えておくためのダム。
蓄えておくダムは、与えるためのダムが空にならないように、与えるためのダムをサポートする役目を持っています。
与えるためのダムの役目は、誰かに与えること。
こころの話ですので、このダムの役目は、こころを届けることです。
わかりやすく言い換えると、思いやりか気遣いといったこと。
この誰かの中には、自分も含まれます。
だから、自分を思いやるとか、気遣うというのも与えるためのダムの役目です。
もう1つの、蓄えておくためのダムの役目はというと、名称のまま。こころを蓄えておくことです。こころを蓄えるとはどんなことなのかイメージしずらいかもしれません。わかりやすく言ってしまうと、認められるとか褒められるということ。つまり、誰かに与えられるということです。
蓄えておくためのダムは、誰かから与えてもらうことで与えるためのダムのサポートをすることができます。
だから、与えられて蓄えている以上に与えることが増えてしまうと、ダム全体のバランスが崩れて、ダムが空に近づいて行ってしまうのです。
サポートのないこころのダムは余裕がなくなります。
だから、与えることができなくなってしまったり、与えるとしても与えるダムの中だけで完結できるような与え方になってしまうのです。
これが、結果として「過ぎる状態」を作っているのです。
バランスのとれたこころのダム
十分なサポートが得られるので、自然と誰かへの思いやりや気遣いができる。自分への気遣いや思いやりは、自分を認める褒めることになるため、それも与えるダムのエネルギーになる。
バランスの崩れたこころのダム
サポートがない中で与え続けるために、自分勝手な振る舞いによって得られる自己満足が与えるダムのエネルギーになる。
そして、優しすぎる人、柔軟すぎる人のこころのダムはこうなります。
出すだけで、どこからも入ってこなくなってしまう。これが疲れの原因です。
だから、ちょっとぐらいいいじゃんと、自分にご褒美をあげたくなってしまうことがある。
そして、衝動買いしたり、甘いものを食べすぎたりお酒を飲み過ぎたり…
ちょっと羽目を外してしまう。
個人的には、ちょっとぐらいやっていてもいいと思いますが・・・
3.わかってもらえればこころのダムを充たせる
わかってもらうためのポイントは、
伝え方を考えるのではなく伝わり方を考えてみるということです。
相手の都合を考える優しさと、
相手の都合に合わせて行動する柔軟性を併せ持っていると思うので、
ちょっとスキルアップを狙って、
言いたいことを相手に伝わるようにするにはどうしたらいいかを考えてみてください。
例えば、
「みんなが困っているのでそれをやめていただけますか」は、
その人の行動を止めようとして、自分の言いたいことを伝えただけ。
困っていることは伝わったとしても、止まりたくない人はわかってくれません。
この例を、相手にどう伝わるか考えた言い方にしてみましょう。
ヒントは、どんな行動をとってほしいのかをわかりやすく言うということ。
是非考えてみてください。
これができたら、少しずつ人間関係の悩みから解放されていくと思います。
伝わる言い方については、別の機会に記事を書きたいと思っています。
この記事が、もっと素敵な明日に向かうことに少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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