もし、人間関係で困りごとを抱えてしまったら、
“その人にわかってもらいたいこと”をノートに書きだしてみましょう。
人間関係の悩み相談で一番多いのが、
「わかってもらえない(わかってくれそうもない)」という内容です。
これをちょっと視点を変えてみてみると、
「わかってほしいことがある」ということなのですが…
これに気づけていないことが多いのです。
だから、人間関係で困ってしまったら、
“その人にわかってもらいたいことは何なのか”を
ノートに書きだすことをお勧めします。
書き出すときのポイントは、
- 伝えたいことではなく、わかってほしいことを書き出す
この1つだけ。
ノートに書きだすと
- 頭の中のグルグルが止まります
- 頭の中が整理されます
- 気持ちがラクになります
「なんで?」の原因探しはあら捜し
人の脳は、“わからない”ということを嫌います。
だから、
理解できないあの言動とか、あの行動を、放っておけなくなって
「なんでだろう?」と、答えを見つけようとしてしまうことがあるのです。
その時の探し方は
・ 相手の中に原因を探す
・ 自分の中に原因を探す
このどちらか。
どちらの探し方をしても、
「なんでだろう?」の原因探しは、あら捜しになります。
だから、探すのは
- 短所、欠点、悪い点
- うまくいかないこと
- できていないこと など
基本的な考え方は、犯人捜しになっています。
では、犯人を捜してみつけたらどうするのでしょうか?
犯人は、何かのルールに違反した人。
だから、罰を与えようとしてしまいます。
そして、
・相手の中に犯人がいるのなら 相手を責める
・自分の中に犯人がいるのなら 自分を責める
つまり、人間関係の「わからない」を
「なんでだろう?」の原因探しで解決しようとすると、
誰かを傷つけることに向かってしまうのです。
「わからないとき」の答えの探し方
人間関係の「わからない」を解消したければ、
「なんで?」の原因探しではなく
「どうしたら?」の可能性探しで考えてみます。
だから、「わかってもらえない」ときは、
「なんでわかってもらえないんだろう?」ではなく、
「どうしたらわかってもらえるんだろう?」と考えてみる。
そのために、
“わかってもらいたいことは何なのか”をノートに書きだします。
この時のポイントは、
- 伝えたいことではなく、わかってほしいことを書き出す
人の頭の中の情報は、事実と感じ方の組み合わせで蓄えられています。
でも、それがきちんと整理されているわけではありません。
例えるなら、
夏服・冬服・春秋の服・全てがゴチャっと入っているタンスと同じようなものです。
「起こった事実をわかってほしい」ときは
5W1Hの5Wだけ。
5W(When)(Where)(Who)(What)(Why)
「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ」を書き出します。
気持ちや考えをわかってほしいときは
5W1HのHだけ。
1H(How)
「どのように感じた どのように考えた」を書き出します。
はじめのうちは、とにかく気持ちを書き出してみるのがお勧めです。
まとめ
「なんで?」の原因探しをして、疲れてしまうのは、
・”相手の都合を考える優しさ”と、
・”相手の都合に合わせて行動できる柔軟性”
この両方を持っている人です。
そして、相手の都合を考え“過ぎて”しまうのです。
わかってほしいあなたの思いに気づいてあげるだけでも、
こころがラクになっていくと思います。
「わかってもらいたいことが何なのか」をはっきりとわかって、
その思いを伝えたくなったら、この記事も参考にしてみてください。
この記事が、
もっと素敵な明日に向かう今日のために
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
ご訪問ありがとうございました。
コメント