マイナス思考から抜け出す!思考の癖との付き合い方

私たちの考え方や感じ方は、体調や環境などの影響を受けて日々変化しています。

しかし、癖のように繰り返し出現する思考パターンや感じ方が存在するのも事実です。

その中でも特に、マイナス思考やネガティブ思考は、多くの人の悩みの種になっています。

 

そこで、今回は、講座などでもお伝えしている「思考の癖を変えるコツ」をご紹介します。

 

マイナス思考と向き合うヒントと秘訣

考え方や感じ方に正しさはありません。

その人らしさをつくる固有のものでもあります。

 

では、この課題とどのように向き合っていけばいいのでしょうか?

 

マイナス思考やネガティブ思考に対処するために、その本質を理解しておきましょう。

 

1. マイナス思考の正体を知る

私たちは、最高の結果を想像することもできるし、最悪の結果を想定することもできます。

ただ、想像したり想定したからと言って、思考が決まるわけではありません。

最悪の想定に囚われて視野の狭い考え方になっている状態がマイナス思考です

 

2.ネガティブ思考の正体を知る

私たちは、人それぞれに独自の正しさの基準を持っています。

それが、必ずしも社会の正しさと一致するわけではありませんが、社会生活を営む上で必要不可欠なものでもあります。

しかし、その正しさに囚われ、物事を否定的、悲観的に捉えるようになっている状態がネガティブ思考です

 

癖は変えることができる

癖を変えることはできますが、完全に消し去るというようなことはできません。

癖になるまで繰り返したことは、思い出してやろうとすればできてしまうからです。

そのため、癖を変えるには、出てくる頻度を減らすという方法をとります。

異なる癖を身につけながら癖を変化させていくイメージです。

 

これは、考え方や感じ方の癖である、マイナス思考やネガティブ思考も同じことです。

新しい癖が身につくまでには、最低でも21日間は必要だと言われています。

癖を変えようと思ったら、焦らずに取り組むようにしましょう。

 

癖は何のためにあるの?

私たちは、望ましい結果を手に入れるために行動します。

 

望ましい結果は「いい状態になる」こと

望ましい結果というのは、言い換えれば「いい状態になる」ということです。

その人の考えるいい状態ですから、これがいいあれが悪いというものはありません。

そして、「いい状態」は、

goodになる」 
 褒められる 仲良くなる 元気で健康な生活 など…

Badがない
 怒られない 嫌われない 病気がない生活 など…

このどちらかになります。

 

それが繰り返されて、いつもの行動になる。

これが、癖です。

これは、考え方や感じ方の癖も同じです。

 

今は必要なくなった癖であっても、自分のことをいい状態にしてくれていたから癖になっています。

癖を否定することは、今までの自分を否定することにつながってしまいます。

癖を変えようと思ったら、今までの癖に感謝して、異なる癖を身につけていきましょう。

 

思考の癖は口癖にあらわれる

「NOT」が入った言葉が多く出るとき

「しない」「ならない」というようなNOTの入った言葉を多く使うときは、今よりも悪くならない「Badがない」を「いい状態」とする思考の癖が出ています。これは現状を維持したいという気持ちの表れでもあります。

「する」「したい」が多く使われているときは、今よりも良くなっていく「goodになる」を「いい状態」とする思考の癖が出ています。これは、変化していくことをたのしもうとする気持ちの表れでもあります。

 

「Badがない」が「いい状態」

Badがない状態にするために、どんなBadが起こる可能性があるかを考えます。

そのため、頭の中は「起こるかどうかわからないBadなこと」だらけになってしまいます。

「goodになる」が「いい状態」だと、goodになるためにどうしたらいいかを考えます。

そのため、頭の中は「goodになる場面」をたくさん思い浮かべることになります。

 

「Badがない」が「いい状態」と考える人の特徴

「Badがない」が「いい状態」と考える人は、Badに対して敏感に反応しやすい特徴を持っています。

Badに対して敏感に反応しやすい人の特徴

1.危機察知能力が高い

2.五感が鋭い 

3.こだわりが強い

4.貧血ぎみ

5.睡眠の質がよくない

Badに対して敏感に反応しやすいと、身の回りのBadを見つけてしまうことが増えるため、自然と「Badがない」にするにはどうしたらいいかを考えやすくなってしまうのです。

 

敏感に反応しやすい特徴を変えることはできません。

この特徴は変えようとするよりも、付き合い方を工夫してみましょう。

 

『敏感』というすばらしい能力

「敏感な人」は、ちょっとした刺激に敏感に反応することができます。

反応してしまうのではなく、反応することができる能力を持っているのです。

 

これは、鈍感な人が持っていない能力です。

鈍感な人は、強い刺激に反応する人。

だから、ちょっとした刺激に気づかないのです。

 

敏感な人は瞬発力が高い

「敏感な人」の脳は、ちょっとした刺激でも反応ができるように、いつも待機状態になっています。

そのため、刺激に対しての瞬発力が抜群に高い。

瞬間的に脳活動をMAXまで高めることができるように、常に準備しているのです。

 

「鈍感な人」は、ちょっとくらいの刺激では脳が反応しません。

だから、「鈍感な人」が脳活動をMAXまで高めるとしたら・・・

多くの時間と刺激が必要になってしまうのです。

 

敏感な人は疲れやすい

「敏感な人」は、瞬発的に反応するために常に待機しています。

そのため、疲れやすい。

これは、高い能力を持っている人の宿命です。

 

ここで、代表的な敏感との付き合い方を2つご紹介します。

1.疲れないようにする

これは、「こんな能力持たなければ疲れなくて済んだのに」という考え方です。

だから、能力を使わないようにするために、どうしたらいいかを考えます。

そして、

  • 気づいているのに気づいていないふりをする
  • 感じているのに感じていないふりをする
  • わかっているのにわかっていないふりをする

こうやって、鈍感な人のふりをすることで、疲れと付き合っていこうとします。

 

これが、敏感だから生きづらいという人たちの、敏感との付き合い方です。

 

2.どうしたら疲れをとることができるか考える

これは、「どうしたら能力を上手に使いこなすことができるだろう」という考え方です。

  

自分の持っている能力は、自分を活かすためにある。

だから、能力を発揮して疲れたとしても、

次に能力を発揮するときに備えて、疲れをとる方法を考えます。

 

これが、敏感だけど幸せという人たちの敏感との付き合い方です。

 

クールダウンして敏感と上手につきあう

敏感だから幸せと言える人たちは、疲れをとるために意識していることがあります。

それは、脳をクールダウンさせるために休憩する。

 

敏感な人は、瞬間的に脳活動をMAXまで高めることができるように、常に準備しています。

だから、刺激の無い状態を意識的につくるようにします。

 

例えば、「目をつぶる」。

目をつぶるだけでも、目からの刺激がシャットアウトされます。

静かな場所で目をつぶれば、目からの刺激と耳からの刺激がシャットアウトされます。

 

身につけるまで少し時間はかかりますが、

「瞑想」は、脳をクールダウンさせるのに効果的です。

 

休憩にスマホは大敵

スマホを見たら、脳は刺激されてしまいます。

「敏感な人」は、スマホをしまって休憩するようにしてみましょう。

 

うまくいくと思ってなければうまくいくはずがない

「できることなら失敗はしたくない」と思うのは当然のことです。

そのため、人はできると思う行動を選ぼうとします。

 

もし、うまくいかないシミュレーションが得意なら、悪いことが起こらないようにするため行動を思い浮かべやすくなります。

うまくいくシミュレーションが不得意の場合も同じです。

 

一方、うまくいくシミュレーションが得意なら、うまくいかせるための行動を思い浮かべやすくなります。

そして、シミュレーションが現実的であるほど、それが起る可能性は高くなっていきます。

 

得意・不得意があるのは当然のこと

繰り返し癖になるほどやってきたことであれば、得意になるのは自然なことです。

しかし、その癖を変えたいと思ったときは、不得意なことにチャレンジするタイミングかもしれません。

 

石橋は 叩いても 渡るもの

「石橋をたたいて渡る」ということわざがありますが、強固な石橋であってもその安全を自分で確かめて渡りたい。

 

それぐらい、用心深くなってしまうことはあります。

 

しかし、不安が強くなると、「自分の不安が正しいことを証明するために、壊れるまでたたいてしまう」。

そして、「やっぱり壊れた。不安に感じていたことが正しかった」となってしまうことがあります。

 

これは、不安によって、冷静さを奪われた結果です。

しかし、こんな時でも、今何をしようとしているのかを覚えておければ、本当に向かいたい方向への最低限の行動はとれるようになります。

 

そのために必要なのは、

うまくいかないシミュレーションではなく、うまくいくシミュレーションです。

 

普段からやっていないことを、危機的な状況でいきなりできるということはありません。

 

新しい癖を身につけようと思ったら、うまくいくシミュレーションをして、今すぐに取り組めることから始めてみましょう。

 

新しい癖を身につけるには、実際に行動するしかありません。

どんな小さな行動でも、続けていればそれが新しい癖になっていきます。

どんな癖を身に着けたらいいのかわからないときは、誰かのまねをすることから始めてみましょう。

 

1人で取り組むのが難しいと感じるときは、身近な誰かの助けを借りるのも効果的です。

もし、身近に相談できる人がいない、相談したけどあまり…というようなときには、何かお手伝いできることがあるかもしれません。私にメッセージを送ってください。

 

この記事が、

もっと素敵な明日に向かう今日のために

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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ご訪問ありがとうございました。

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職場のメンタルヘルス対策・人材育成
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ほしのぶ(星野伸明) です。
 
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