ストレスが不調の原因?自律神経から考える健康法

不調の原因を、「ストレス」と一括りにされたことはないですか?

 

ストレスと感じるかどうかは、「感じ方や受け取り方」が大きく影響します。

でも、そのストレスが心身に不調を起こすまでになるのはなぜなのでしょうか?

 

なぜ不調になるの?

心身に不調には、私たちの意思とは無関係に動いている、自律神経の存在が影響しています。

 

自律神経について全てを知ることは難しいですが、

なんとなくでも知ってみると、

ストレスが心身の不調を引き起こす仕組みがわかるようになります。

そして、心身を健やかに保つためのストレスマネジメントの方法が

おぼろげながらにでも見えるようになっていきます。

 

それでは、ストレスと自律神経の関係を見ていきましょう。

 

自律神経とは?

自律神経は、私たちの意思とは無関係に、

内臓の働きやホルモンの分泌、免疫などをコントロールしている神経です。

 

大きく分けて、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。

この2つの神経は、シーソーのような関係で、

交感神経が働くと副交感神経は働けなくなり、

交感神経が働かなくなると副交感神経は働けなくなります。

 

交感神経とは

緊張状態や活動状態の時に働く神経です。

(簡単に言ってしまうと、興奮状態のときに働く神経です。)

体を活動モードにする働きがあります。

 

活動モードにあるときは、

  • 心拍数が上昇する
  • 血圧が上昇する
  • 集中力が高まる
  • 痛みに鈍感になる(手足をぶつけても、気づかない…なんてことも)

 

副交感神経とは

休息状態やリラックス状態の時に働く神経です。

体を休息モードにする働きがあります。(免疫機能を司る神経でもあります)

休息モードにあるときは

  • 心拍数が低下する
  • 血圧が低下する
  • 消化機能が促進される
  • 体を修復する(痛みや発熱が起きやすい)

 

ストレスを感じると、交感神経が働き、心拍数や血圧が上昇します。

交感神経の過剰な働きすぎが起こり、

休息モードと活動モードのバランスが崩れると

不眠や頭痛、消化不良などの症状が現れることがあります。

 

一方、副交感神経は体を休息モードにする働きがありますが、

交感神経の働きすぎによりその働きが抑制されると、

疲労感が抜けなかったり、免疫力が低下したりする可能性があります。

 

副交感神経が引き起こすアレルギー

副交感神経は、免疫機能を司っています。

バランスよく働けているときは、ウイルスなどから体を守ってくれます。

 

しかし、副交感神経が過剰に働きすぎると、

体内に入ってきた異物に対して過剰に反応するようになります。

 

これが、アレルギー症状をつくりだすきっかけとなってしまうのです。

 

現代社会は、住環境や食事の内容など副交感神経の働きやすい生活環境です。

 

そして、外出することも減り、

太陽のもとで動くことが減ってしまうと、

交感神経と副交感神経のメリハリがつかなくなります。

 

これが副交感神経を過剰に働かせることになり、

さまざまなアレルギーの症状をつくりだしているのです。

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自律神経のバランスを整えるために

自律神経は、私たちの意思とは無関係に働いています。

どちらかの神経を「働かせる・休ませる」ということはできません。

また、ストレスや生活習慣によって、バランスを崩しやすいという性質もあります。

 

そこで、自律神経のバランスを整えるためのポイントを押さえておきましょう。

 

1.睡眠時間をしっかりと確保

 午前中に眠気が襲ってこない程度の睡眠時間を確保しましょう。

 

2.食事をバランスよく摂る

 「好きなものを好きなだけ」をするのは、自分へのご褒美の日だけに限定しておきましょう。

 

3.適度な運動を心がける

 少し息が上がる程度の運動を20分ぐらいから。
 通勤、通学の時間にちょっと早歩きをするだけでクリアーできます。

 

4.ONとOFFのメリハリをつける

 休憩時間にスマホは危険。
 脳が働き続けることで、交感神経が過剰に働きすぎることになります。

 

5.上手に気分転換

 立ち上がって大きく深呼吸。
 これだけでも十分に気分転換できます。

 

まとめ

ストレスへの対処法を身につけておくに越したことはありません。

そこに、「自律神経のバランスを整える」という視点をプラスして、

今日できることから始めてみてはいかがでしょうか?

 

この記事が、

もっと素敵な明日に向かう今日のために

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

ご訪問ありがとうございました。

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