「メンタルが落ちている人にがんばれって言ってはいけないんですよね。がんばってほしいんだけど、なんて言ってあげたらいいかわからなくって。」
これって、けっこう耳にする言葉なんです。
いつの間にか、
「メンタルが落ちている時にはムリをさせてはいけない。だから、本人が少しでも不快に感じるようながんばりはさせない方がいいし、がんばれと言わない方がいい。」
ということが常識のように広がりました。
だから、がんばってほしい人になんと声をかけていいかわからないから、声をかけられずにいるということが、会社や学校、友人関係や家族の中に至るまで、いろんなところで起こっています。
でも本当は、がんばれは禁句ではないんです。
20年間で1万人以上のお悩み解消をサポートするなかで蓄えた知恵からお届けする今回の内容は『「がんばれは禁句」の本当の理由』です。

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1.本心はみんな頑張りたい!
こころの不調を持ってしまう人に、がんばりたくない人は居ません。
ただ、何をどうがんばったらいいかわからないから、がむしゃらにがんばってしまったり、がんばるのを嫌がるようになってしまうのです。
何をどうやってがんばればいいのかわからないのにがんばれというのは、無責任ながんばれですから、これは言わない方がいいと思います。
ただ、同じ立場になって考えて、何をどのようにがんばればいいのかわかると、なんの躊躇もなくがんばれと言えます。
そして、多くの人が、そのがんばれという言葉で力づけされ、こころの不調を乗り越えているのです。
2.「がんばれと言ってはいけない」を常識にした人たち
① 何をどのように頑張ってもらえばいいかわからない人
② こころの不調を表面から見ようとする人
③ こころの動きだけを大切にする人
① 何をどのように頑張ってもらえばいいかわからない人
こころの不調は、インフルエンザのようにウイルスが原因というようなわかりやすいものではないし、いろんな原因が絡み合っていることもあります。
だから、どんなことをしたら不調が改善に向かうのかわかりにくいのです。
このようなとき、本来であれば原因を探り、どのようにしたらその不調を創っている原因に対処して乗り越えて行くことができるのか考えたいところです。
でも、原因を聞いたところで、どうやって原因に対処すればいいかわからないし、乗り越え方もわからない。だから、何をどうやって頑張ればいいかわからないとしたら、どうしますか?頑張らせないのが一番ですよね。
つまり、同じ立場になったとしても、何をどのようにがんばればいいかわからないからがんばれと言ってはいけないと言っているだけなのです。
② こころの不調を表面から見ようとする人
こころの不調を持った人を、周りがサポートするときがあります。
いろんな不調を持っている人をサポートするのに、何かの基準に照らし合わせてサポートのプランを考えれば間違いはありません。
そのときに使われるのが診断基準といわれるものです。
この診断基準は、誰が診断したとしても同じ結果にならなければ意味がありませんから、原因よりも症状に着目するようになっています。
だから、素人でも診断基準をWebなどで手に入れれば専門家と同じように診断できてしまいます。(ただ、専門家でない人が診断してしまうと、いろいろと厄介なことがあるのでやめておいたほうがいいです。)
診断基準でこころの不調を見ようとしていると、不調になった原因ではなく、症状に着目していますから、症状が悪くなる可能性のあることは避けさせるしかありません。
不調の人をがんばらせたら何が起きるかわからないですから、がんばらせてはいけないと言っているのです。
③ こころの動きだけを大切にする人
こころの不調を表面から見ようとする人の真逆の人たちです。
こころの不調を持つ人たちの特徴から、その傷つきやすさや真面目さに配慮して、本人が心の中からがんばりたいと言う気持ちが出てくればがんばれるから、がんばる気持ちがでてくるまで見守りましょう。
だから、がんばれという言葉は必要ありませんとなります。
でも、傷つきやすいとか真面目な性格を持つ人が、どうしてこころの不調を持ったのか、どうしたらその不調を乗り越えることができるのかはわかっていません。
だから、何度も繰り返しこころの不調を抱えたとしても、がんばる気持ちが出てくるまで見守ることしかできないのです。
3.まとめ
何をどうがんばればいいかわからないから、がんばらせることができないので、頑張れと言ってはいけないということは、
同じ立場に立って考えて、何をどうすればいいのかわかれば、がんばれと言っていい!ということです。
何をどうがんばればいいかわからないときは、何をどうがんばればいいかわからないから、一緒に考えようと言ってみればいいだけです。
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