
「今年こそ習慣を変えたい」「もっと前向きな自分になりたい」
そう思ってはみるものの、気づけばいつも通りの毎日。
そんな経験、ありませんか?
実は、行動が変わらない理由は「意志が弱いから」ではないんです。
行動科学の視点から見えてくるのは、
もっと根本的なのに、
誰にでも乗り越えられる“壁”の存在です。
今回は、「行動変容を促すコツ」をわかりやすくお伝えします。
「意志が弱いから変われない」は本当?
「変わりたいのに、なかなか一歩を踏み出せない」──
そんなとき、多くの人は
- 意志が弱い
- 流されやすい
- 続けるのが苦手
- 過去の失敗がトラウマになっている
こうやってネガティブな原因を考えがちです。
でも、実は「まじめで理想が高い性格」
これが、変化の妨げになっていることが多いのです。
「ちゃんとやらなきゃ」「完璧にやらなきゃ」という気持ちが強すぎて、
理想と現実のギャップに苦しみ、行動が止まってしまうのです。
行動は「心が動いたとき」に起こる
私たちが行動を起こすとき、そこにはある条件があります。
- 「不確実」よりも「確実」
- 「しばらく先」よりも「今すぐ」
- 「デメリット」よりも「メリット」
この3つの条件がそろうと、行動のハードルはぐっと下がります。
たとえば、「できたこと」「やれたこと」をすぐに認めて褒めることは、
「今すぐ」「メリットがある」行動の一つです。
結果だけでなく、工夫したことや努力したことにも目を向けて、
完璧で無くても自分自身を褒めてあげる。
それが行動を生み出すきっかけになるかもしれません。
「やめる」より「やる」を目標にする
行動を変えたいと思ったとき、ありがちな目標がこちらです。
- おやつを食べない
- お酒を飲まない
- YouTubeを見ない
でも、こうした「やめる」目標は、
失うことへの意識が強くなり、逆に行動を維持しづらくなります。
それよりも、「その時間に何をするか」を考えて、
「やる」目標を立てることが効果的です。
行動は「なくす」ものではなく「変える」もの
繰り返してしまう行動には、過去に何らかのメリットがあった可能性があります。
だからこそ、完全に消し去るのは難しい。
行動を変えるときは、「新しい行動を身につける」ことを意識しましょう。
新しい行動が身につくと、以前の行動が減っていきます。
これは、癖を変えときも同じです。
新しい習慣が定着するには、最低でも21日間は必要だと言われています。
焦らず、少しずつ取り組んでいきましょう。
行動変容を促す具体的な方法
ここからは、実際に行動を変えるための具体的な方法をご紹介します。
1. 小さな目標を設定する
大きな目標はモチベーションが続きにくいもの。
まずは達成しやすい小さな目標から始めましょう。
2. 行動のきっかけを作る
運動したいなら、運動しやすい服を用意する。
そんな「きっかけづくり」が行動の第一歩になります。
3. 習慣化アプリを活用する
目標管理や進捗確認ができるアプリは、行動変容の強い味方になることがあります。
4. 仲間を探す
一緒に取り組む仲間がいると、モチベーションがぐっと上がります。
5. 相談する
一人で悩まず、誰かに相談することも大切です。
もし身近に相談できる人がいない、相談してもピンとこなかった…
そんなときは、私にメッセージをください。お力になれることがあるかもしれません。
最後に
行動を変えることは、誰にとっても簡単なことではありません。
でも、ちょっとした工夫と意識の持ち方で、確実に変化は起こせます。
「変わりたい」と思ったその気持ちを、ぜひ大切にしてください。
そして、あなたの望む未来に向けて、一歩ずつ進んでいきましょう。

まずは、できることから一つずつ。
そんな一歩を踏み出すヒントになればうれしいです。
ご訪問ありがとうございました。
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