メンタルの健康を支える4つの柱と元気が出ないときの対処法

メンタルヘルスとは、精神的にバランスとれた健やかな状態のことを表します。

これは、単に病気ではないという意味ではなく、心身ともに健康で、充実した生活を送れる状態を指しています。

では、メンタルの不調とは、どんな状態のことなのでしょうか?

講演や研修で、話している内容から抜粋して、少し詳しくご紹介します。

 

メンタルヘルスは4つの健康観から作られる 

メンタルヘルスは4つの健康観のバランスでつくられています。

① こころの健康観

この健康はコミュニケーションで作られています。

周囲とのコミュニケーションの中で

  • 相手に尊重される
  • 自分で自分を尊重する
  • 相手を尊重する

このバランスが取れていると感じれるとき、心の健康観はいい状態になります。

思いやりの行動を当然だと思われ誰からも感謝されない…
これが、心の健康観のバランスを乱してしまうこともあるのです。 

 

② 社会的健康観

この健康は社会的な役割によって作られています。

会社や学校、家庭などの社会の中で

  • 役割をもっている
  • 役割を遂行できる

この感覚が持てているとき、社会的健康はいい状態になります。

昨日までは、役割があったのに…
定年や子どもの自立によって役割が無くなることで、社会的健康観のバランスが乱れてしまうこともあります。

  

③ 自分らしさの健康観

この健康はアイデンティティーによって作られています。

  • 生きがいがある
  • やりがいがある

自分を肯定的に思える時間が増えることで、自分らしさの健康観はいい状態になります。

失敗しないように…
そうやって、自分の可能性を肯定できないときは、自分らしさの健康観はバランスを乱しやすくなります。

 

④ からだの健康観 

この健康は基本的生活習慣で作られています。

不調でないから健康ではなく、健やか(丈夫で元気)であるというのが健康です。

  • いい食事をしている
  • いい睡眠がとれている
  • 健康的な運動習慣がある

こういった、感覚が持てているとき、からだの健康観はいい状態になります。

最近ちょっと眠りが浅い…
忙しくて運動できてない…
そう感じるときは、からだの健康観は悪い方に傾いてしまいます。


 

この4つの健康はお互いに影響し合いながらバランスを保っています。

「メンタルヘルス」というのは、全体的にイイ感じにバランスが取れていると感じられること。

それが、健やかな状態にあることなのです。

 

メンタルの不調とは、この逆のことだというのは、おわかりいただけると思います。

 

からだは食べたものでできている

恩師から教わったこと

私の知人に、96歳まで子どもの心の専門医という専門性をもって、子どもの健康と向き合っていた小児科医の女医さんがいました。

残念ながら2017年にお亡くなりになってしまったのですが…

 

その女医さんから

  • ジュースばかり飲んでいる子はキレやすい
  • ちゃんと食べていない子、お菓子ばかり食べている子は落ち着きがない

と、教わったことがあります。

 

そして、

『「キレやすい、落ち着きがない」という症状だけみれば、○○障害と診断名をつけることはできる。

だけど、そんな診断名をつけて薬を出したところで、その子の不調の原因が取り除けるわけではない。

だから、本当に不調を改善するためには、その人の全部を見る力が必要なんだ』

このように教わりました。

 

からだは食べたものでできている

「からだは食べたものでできている」というのは、なんとなくでも納得できると思います。

 

 では、

  • ジュースばかり飲んでいる子はキレやすい
  • ちゃんと食べていない子、お菓子ばかり食べている子は落ち着きがない

こんなことが起こるのはなぜなのでしょうか?

 

その理由は、

心のバランスを調整する体内物質も食べたもので作られるからです。

 

脳や神経、内臓、筋肉、血液、からだの働きを調整する体内物質(ホルモン)などは、食べたもので作られ修復されます。

しかし、作るための材料を食べていなければ、当然のことですが、作られることはありません。

 

キレやすいとか落ち着きがないといった状態を生み出してしまう一因になるということなのです。

  • 何もする気が起きない
  • 元気が出ない
  • なんとなくだるい

こんなときは、同じことが起こっている可能性があるかもしれません。

 

元気が出ないときの元気になるための対処法

① 元気になるものを食べる

からだは食べたもので作られます。心のバランスを調整する体内物質も食べたもので作られます

だから、元気が出ないときは、元気になるものを食べましょう。

 

「気力が湧かないからとりあえず食べておこう」。これが、元気の湧いてこない状態を続ける一員になります。

元気が出ないときこそ、からだが喜ぶ、からだをつくるものを積極的に食べてみましょう。

玉子や肉や魚といったタンパク質がおすすめです。

 

② ちゃんと寝る

ちゃんと寝るというのは、一日の生活リズムの中で作られます。

そして、ちゃんと寝るために大切なのは、朝の過ごし方です。

 

朝起きたところから、一日の生活リズムがスタートします。

そして、夜にちゃんと寝るためは、

  • 朝食を食べる(眠りにつくための体内物質をつくる材料となります)
  • 太陽の光を浴びる(太陽の光を浴びるて、からだの一日をスタートさせる)
  • 程よく動く(駅まで早歩きぐらいの運動が良い睡眠をつれてきます)

 


食事とか生活習慣のことを詳しく知りたい方は参考にしてみて下さい。

このサイト(ほしのぶLOG https://hoshinob.com)は、

毎日の生活にいい影響をもたらす

健やかな日々へのヒントと秘訣!』を発信しています。

 

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ご訪問ありがとうございました。

メンタルケア

この記事を書いたのは
子育てや家族の困りごと解消から
職場のメンタルヘルス対策・人材育成
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自分自身とのいい関係づくりまで
 
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ほしのぶ(星野伸明) です。
 
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