
オンラインのコミュニケーションに疑問を持っている方と、
オンラインのコミュニケーションをどうしようかと悩んでいる方に向けて書いています。
1.コミュニケーションの方法と機能
コミュニケーションの方法には、
これが正しいというものはありません。
そのため、細かく見ていくとたくさんの方法がありますが、
目的によって使い分けされている代表的な方法と、
その機能をまとめたのが下の表です。

2.コミュニケーションの到達レベル
コミュニケーションの到達レベルとは、
何をするためにコミュニケーションをとるのかということです。
このレベルは、
レベル1:情報伝達、レベル2:情報共有、レベル3:共感・一体感の3段階あります。
レベル1の情報伝達は、
気持ちや考え、連絡事項などを伝えるということです。
伝えることが目的なので、伝える側の都合で情報発信します。
レベル2の情報共有は、
情報伝達と同じように気持ちや考え、連絡事項などを伝えますが、伝達した内容を共有することが目的なので、受け取る側の都合も考えた情報発信になります。
レベル3の共感・一体感は、
伝えることに力を注がなくても伝わってしまうという、
情報伝達や情報共有とはちょっと次元が違うコミュニケーションです。
このレベルは、
体験を共有する、空気感を共有するといったことを通して、
感じ取り合ってしまうということを目的にしています。
例えば、
- コンサートをコンサート会場で見る
- 超一流のホテルマンの接客を受ける
- 目の前で料理をしてもらう
といった、実体験によって五感をフル活用するコミュニケーションです。
3.コミュニケーションの中身
コミュニケーション到達レベルによって目的は違いますが、
コミュニケーションをひとまとめとして見てみると、
- 情報を伝えるということと、
- 通じ合うという2つの意味が含まれています。
一般的に、
- 情報を伝えるために言葉や文字を使います。
- 通じ合うために、言葉や文字だけでなく、態度や表情、ニュアンス、雰囲気を使っています。

4.目的を達成するための機能がある方法を選ぶ
レベルによって目的が違うのですから、
使う方法も変えた方がコミュニケ-ションはスムーズになります。
それでは、各方法の到達レベルを見てみましょう。
手書きの手紙、電子メール、チャット、電話は、
言葉か文字を使っていますので、情報を伝えるのに向いています。
だから、到達レベルとしてはレベル1かレベル2になります。
しかし、電話を除いて
「手書きの手紙、電子メール、チャット」はタイムラグが生じるため、
情報共有までの時間にずれが生じるのを覚悟する必要があります。
そのため、レベル1として使われることが多い方法です。
ここで、今回のテーマの
オンラインでのコミュニケーション、ビデオ通話です。
言葉を使っているし、タイムラグもほとんどないため、
レベル1,レベル2としては問題なさそうです。
言葉以外の表情や態度なども使えるため
レベル3の共感・一体感まで行けそうなのですが、
残念ながらレベル1かレベル2どまりです。
ビデオ通話は、
五感を使っているような錯覚を起こすことがあるのですが、
実体験とは全く違います。
次に対面です。
五感をフル活用できるレベル3は、対面のときだけです。
この違いをわかっていると、
コミュニケーションのずれの原因に気づくことができるようになります。
そして、過剰に期待しすぎることも減っていくため、
コミュニケーションでのイライラも少なくなっていくと思います。
最後に
私たちの脳は、目から入る情報の処理に
脳のキャパシティーの90%をつかっていると言われています。
しかし、オンラインのコミュニケーションは、
画面から出る光の刺激によって、
脳活動が起こりづらくなっています。
それなのに、目からの情報に頼ろうとしてしまうのは
疲れを招いてしまうだけです。
また、スピーカーから聞こえてくる声は、
他の音と重なり合って聞き取りづらくなります。
本来なら対面がいちばんいいのですが、
そうはいかないときの対応策として、
- 画面はなんとなく見る程度。
- イヤホンで声を聞く(電話をしているような感じになります)
日頃から目をたくさんつかっているからこそ、
目からの情報に頼り切ってしまうことのないように。

まずは、できることから一つずつ。
そんな一歩を踏み出すヒントになればうれしいです。
ご訪問ありがとうござい
コメント