苦手意識を克服する方法:がんばる気持ちを高めるヒント

 

あなたはどんなことを難しいと感じますか?

 

私たちは、人それぞれに個性があるように、感じ方や能力に違いがあります。

そのため、難しく感じることや苦手に思うことが違います。

 

初対面の人との会話を難しいと感じる人がいたり

パソコン作業を苦手だと思う人もいます。

 

難しいと思うなら、簡単なことだけやればいい。

苦手だと思うなら、誰かにやってもらえばいい。

 

最近は、こういった短絡的な考え方をする人も増えてきています。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

 

過去の体験が、苦手意識を生み出す

私たちは、過去の体験から、「どう感じ、どう考え、どう行動するか」を学び蓄えています。

 

では、

難しいと感じたり、苦手だと思うことは、過去にどのような体験があったのでしょうか?

 

私のカウンセリングの経験から言うと、

十中八九、困ってしまったり、うまくいかなかった体験です。

 

その体験から、難しいことや苦手なことに向き合うと失敗するという思い込みを持ってしまっていることも少なくありません。

そして、このような体験をトラウマと言って、必要ない体験という人もいます。

しかし、困ってしまったり、うまくいかなかった体験は、

本当に必要のない体験なのでしょうか?

 

私たちを動かすエネルギー

私たちは、できることが増える、知っていることが増える、そのことに喜びを感じます。

そのため、できないことや知らないことがあると、「それを克服したい」と、心が動きます。

 

これは、私たちを動かすエネルギーの源でもあり、私たちの持つ成長欲求のあらわれでもあります。

 

しかし、できないことや知らないことを克服するというのは、

すぐに身についたり、できるようになることではありません。

 

そのため、

 ・ 難しい

 ・ 苦手

このような表現になってしまうことがあるのです。

 

難しさに立ち向かうためのヒント

1. 環境調整:応援してくれる仲間と成長を促す環境づくり

「頑張れるかどうかは本人のやる気や目的意識の問題で、周りからはどうすることもできないこと。」だから、「本人のペースを尊重することが大事」という考え方があります。

 

一方で、

「大変で投げ出したくなったけど、励ましてくれる人がいたから頑張れた」

「一緒に目標に向かう仲間がいてくれたおかげで頑張れた」

「ダメ出しする人がいるからやる気が失せた」

「ひとりでやらないといけないからやりたくなくなった」

このように、周囲の環境が影響するという実体験も耳にします。

 

どちらが正しいのかを考えるより

どちらの考えも正しいというスタンスでまとめてみると

・実際に行動をするのは本人

・本人の意思や行動を強引に変えることはできない

・しかし、環境はがんばる気持ちに影響を与える

ということになります。

 

では、どんな環境がいいのでしょうか?

 

ひと言で言えば、自己効力感の高まる環境なのですが、

・ お手本となる考えや行動を見ることができる

・ 応援や励ましがある

このような環境に身を置くことで、がんばる気持ちは高まりやすくなります。

 

そして、誰かのがんばる気持ちをひきだしてあげたいときには

自分自身がその人の環境になるということを念頭に置いて行動してみましょう。

 

その時の、キーワードは「信じる」です。

 

・手を出したくなっても、

・見ていられないぐらい不安になったとしても

できるようになると信じて見守ってあげること。

 

その、信じる力が頑張る力を引き出すことにつながるのです。

 

2.「がんばれ」と言えない心理

頑張って何かにチャレンジするということは、簡単なことではありません。

簡単でないからこそ

「がんばることの大変なところに目が行ってしまう」のも無理はありません。

 

ただ、大変さに意識が向きすぎると、

がんばらないためにどうしたらいいかを考えてしまいます。

 

がんばらなければ、大変な思いをする可能性は低くなるからです。

そして、

「ムリしなくていいんじゃない」

「大変ならやらなくていいよ」といった

がんばる気持ちを静める、言葉を使うことが増えてしまうのです。

 

「ムリしないで」「がんばらないで」といわれた人の心理

難しいことや苦手なことに、向き合わなくていいと言われたら

そのプレッシャーから解放されて一瞬ホッとした気持ちになります。

 

でも、「できることが増える、知っていることが増える」そのことに喜びを感じることはできません。

 

そのうえ、

「ムリしなくていいよ」

「大変ならやらなくていいよ」といった

がんばる気持ちを静める言葉をたくさん言われた人は、

「どうせ自分にはできない」

「どうせがんばるれない」

こういった自己否定的な感覚が根付いてしまうのです。

 

これは、自分自身に対しても、周囲の誰かに対しても同じことです。

 

励ましが必要だと感じたら、がんばる気持ちの高まる言葉をたくさん言ってあげましょう。

 

3.自分自身を肯定する

難しいことや苦手なことと向き合う過程で、うまくいかないこともあるかもしれません。

そのようなときは、できていないことを否定せず、できていることを肯定することが大切です。

自分自身を肯定することで、自信がつき、難しいことや苦手なことにも挑戦しやすくなります。

 

難しいと感じることや苦手と思うことは、私たちの成長の機会です。

上記のヒントを参考に、ぜひ積極的に向き合ってみてください。

 

いかがでしたでしょうか?

頑張るとは、新たな自分になるための努力をすることです。

できることを増やしたり、やれることを多くしていくことでもあります。

  • その可能性を信じて、
  • できることを増やす、
  • やれることを多くする
  • その努力を一緒にしてあげる

このスタンスに立ってみると、

なんて声をかけてほしいかを感じれられると思います。

 

その言葉を使って、思いっきり励ましてあげましょう。

 

この記事が、

もっと素敵な明日に向かう今日のために

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

ご訪問ありがとうございました。

 

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