疲れた時に甘いものは逆効果!疲れを増やす意外な食べ物

数年前から、「からだの炎症がこころのバランスに影響を与えている」という研究報告が多くなってきました。

最近は、講演や研修でも「からだの炎症とこころのバランス」を題材にしてほしいという依頼が増えています。

講演や研修では、私の体験をまじえながらお話をさせていただいていてます。

その体験とは、蕁麻疹に悩ませるようになり、病院の検査で原因がわからず「ストレスが原因かもしれないですね」と言われたのをきっかけに、蕁麻疹の原因になる可能性のあることを調べて、自分の体で試し、蕁麻疹が出る原因を突き止めたことです。

講演や研修では、蕁麻疹について話すわけではないですが、その時に調べ試したことを交えてお伝えさせていただいています。

今回は、そこで話している内容から抜粋して、少し詳しくご紹介します。

 

元気がなくなる食べ物や飲み物の存在

「疲れたときはこれを食べるといい」と言われていたものが、実は疲れを引き起こすことがある!

このことをご存じでしょうか?

こんなことを言われたら、「は?何を言ってるの?」と思ってしまうかもしれませんが、「疲れたときには甘いもの」は、ちょっと危険です。

  • 甘いものは脳の働きを助ける
  • 甘いものを食べると幸せを感じるホルモンが出る
  • 太ることを除けば体や心にいい影響がある

そう思っている人も少なくないと思います。

私自身も、「疲れたときには甘いもの」を信じている一人でした。

 

でも、食べるタイミングを間違えると、元気になるどころか、逆にひどい疲れを感じる状態になってしまうのです。

 

甘いもので疲れてしまうメカニズム

具体的な食べ物を紹介する前にちょっとだけ、疲れてしまうメカニズムの説明をさせてください。

甘いものを食べた後に疲れを感じる原因を調べてたどり着いたのが、血糖値の話です。

血糖値とは血液の中の糖の濃度のことで、簡単に説明すると、血糖値が上がると活動的になって、血糖値が下がると活動が低下する。そして、病気でない人の血糖値は上がると必ず下がります。
(自力で下げる力の落ちてしまうと糖尿病のリスクが高まります)

 

 

ゆっくり上がればゆっくり下がるし、急激に上がれば急激に下がります。

この血糖値の山が、急で大きいほどからだに負担がかかります。

これが疲れをつくりだす原因となるのです。

 

疲れを感じる食べ物と飲み物

血糖値が急上昇してしまう食べ物は、たくさんあります。

それは、甘みを感じる食べ物や飲み物です。

実際のところは、甘みを感じなくても、糖を多く含んだ食べ物や飲み物もありますが…

その中でも、特に疲れを感じやすい飲み物と食べ物を1つずつ紹介します。

 

① 果物ジュース・野菜ジュース

健康のために、果物ジュースや野菜ジュースを飲まれる方も多いと思います。

私も飲んでいた一人です。

朝飲んで、昼の弁当と一緒に飲む。といったことをやっていたこともありました。

 

果物や野菜を食べると、繊維と一緒に糖を食べることができるので、血糖値が緩やかに上昇する。

それであれば、ビタミンなども豊富だから健康にいい食べ物。

 

しかし、市販の果物ジュースや野菜ジュースの多くは、食物繊維が含まれていません。

それに、固形のものをかみ砕いて食べるのと、砕かれたものを飲むのでは、消化するスピードが違います。

砕かれたものを飲むと、血糖値を急上昇させてしまうのです。

 

② 小麦粉

「パンとかラーメンが大好き」という方は大勢いらっしゃると思います。

私も大好きとまではいかないですが、好きな食べ物でした。

 

でもある時、ラーメンを食べた後にとても眠くなることに気付きました。

満腹になったせいかなと思っていたのですが、うどんを食べた後も眠くなることがあるし、パンも同じ。

白米を食べた時も眠くなることがありますが、それとは比べ物にならない眠さが襲ってくるのです。

 

小麦粉は糖がたくさん含まれています。

しかも一度粉末にされています。

だから、吸収するスピードが速い。

 

ただ、白米とおかずを一緒に食べる定食のようにように、たくさんのおかずと一緒に食べることで、血糖値は緩やかに上昇してくれるそうです。

お好み焼きのように具材がたくさん入っていればいいのですが、パンやうどん、ラーメンとなると、小麦粉の量に比べて具材が少なすぎてしまうのかもしれません。

ちなみに「てんぷらの衣」も、だいたい小麦粉です。

 

小麦粉を食べることを減らしたら、どうしようもない眠気に襲われることはなくなりました。

その後、小麦粉は調べて試すほど、からだによくない反応が出るので、小麦粉を食べることはお勧めしていません。

 

迷ったらとりあえずタンパク質

野菜を多くとか、糖質を少なくとか、正しいと言われている食事の方法はたくさんあります。

自分の身体に合ったバランスのとれた食事法を探すのは、余裕と知識がないとなかなかできません。

 

それに、バランスというのがよくわからない。

だから、私が手始めにやったのが、何を食べようか迷ったら、とりあえずタンパク質。

 

これをしたら、体調に変化が出て、これいいかもって周りの人にも勧めたら、結構効果があるみたいなので、なぜ、そうしたのかお話していきます。

 

1.体調と食べ物

おなかの調子が悪ければ、昨日何を食べたっけ?って考えてみます。

明日のために、体力のつくあれを食べようとかって考えることもあります。

 

食べたもので体調が左右されることはわかっている。

でも、いいものではないだろうけど、体調が悪くなるものではないから大丈夫だろうって、からだに悪そうなものを食べてしまうこともあります。

 

何も考えずに好きなものを食べるのが、ストレス解消になることもあるので仕方ないのですが…

 

2.からだは食べたもので作られる

わかりやすいところからいくと、筋肉。

筋肉をつけるためにプロテインを飲むという話をきいたことがあると思います。

 

プロテインは、タンパク質のことです。

つまり、筋肉を作るにはタンパク質が必要だと言うことです。

 

ダイエットのためにとか、脂っこいものが苦手だからという理由で、タンパク質(わかりやすく肉を想像してください)を食べることが少なくなると筋肉が作られなくなってしまいます。

 

こんな話をすると、別に筋肉なんてなくてもいいしと言われてしまうこともあるのですが…

 

なんでこんな話をするかというと、

食べたものを消化する胃や栄養を吸収する腸も筋肉でできているからです。

 

筋肉が減ってしまうと、胃や腸が弱ってしまい、消化や吸収がうまくできなくなってしまう可能性があるのです。

 

3.疲れと食べ物

からだの修復にもタンパク質が使われています。

一日頑張ったからだを修復するだけのタンパク質を食べていなければ、次の日に疲れを持ち越すということが起きても不思議ではありません。

 

タンパク質が不足すると出てくる不調をあげると、

 ① 頭の回転が鈍くなる。

 ② 同じことを何度も言う

 ③ 新しいアイデアが思いつかないなど、論理的思考ができなくなる。

 ④ いつまでも嫌な記憶がぐるぐる回って抜け出せなくなる

 

心のバランスをとる体内ホルモンの材料や、神経細胞同士をつないでいるのもタンパク質です。

  

だから、何を食べようか迷ったらとりあえずタンパク質。

今日はタンパク質が少なかったと思ったときはプロテインで補っています。

 

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この記事が、

もっと素敵な明日に向かう今日のために

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

ご訪問ありがとうございました。

 

メンタルケア

この記事を書いたのは
子育てや家族の困りごと解消から
職場のメンタルヘルス対策・人材育成
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ほしのぶ(星野伸明) です。
 
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