子育て中のお母様たちから、更年期の体調不良を持ちながらの子育てはストレスがたまる。
どうしたらこのストレスを軽くすることができますか?
という相談を受けることがあります。
お話をうかがってみると、
子どもに対するイライラよりも、体調不良からくるイライラを強く感じていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
更年期の役割
一般的には身体的な変化に伴う不調に着目されがちです。
でも、更年期とは、子どもを産むことから人を育てたり見守ることへと女性の役割が変化していく時期のことです。
つまり、役割の変化に伴って、からだが変化していく転換期ということなのです。
転換期は変化の時ですから不安定になりやすく、鬱っぽくなることもあります。
しかし、不安定であってもすべての女性に更年期症状が現れるわけではないらしいのです。
この記事は、ジョン・R・リー(医学博士)の著書「医者も知らないホルモン・バランス」を参考に書いています。
この本には、ホルモン・バランスの乱れが起こる原因の解説と、更年期症状を改善するヒントが書かれています。
専門用語が多いので、読むのがちょっと大変ですがおすすめでの本です。
更年期症状の原因
更年期症状にはさまざまな症状があります。
「ほてり、むくみ、疲れてだるい、体重増加」などの体調の不良の他に
「疲れやすい、何もする気が起こらない、気分のむら、集中力低下」といった気分の不調が出る方もいるようです。
ジョン・R・リー博士によれば、
「更年期症状はアジア諸国や開発途上国では知られていない西欧先進国の女性に特有な症状」
なのだそうです。
そして、その原因と考えられていることは、
- 食生活の間違い
- 不健康なライフスタイル
- 環境汚染
- 人工合成ホルモンの誤った使い方
- 文化的な生活習慣
必要以上のカロリー摂取が症状を悪化させる
先進国の特徴は
「砂糖や精製されたでんぷん質、動物性脂肪、加工食品を食べる機会の多い」ことです。
カロリー摂取量が必要以上に増えることによって、
・女性ホルモンはバランスを大きく乱し、
・更年期症状が悪化してしまうのだそうです。
環境エストロゲンでホルモン・バランスが崩れる
環境エストロゲンは、成長を早める為に人工合成ホルモンを摂取させ育てられた動物の脂肪に蓄積されます。
環境エストロゲンは非常に強いエストロゲン作用を持つため毒性が強く、経口摂取するとホルモン・バランスが崩れてしまうのだそうです。
日々のストレスが、ホルモン作りの邪魔をする
女性ホルモンとストレスホルモン(ストレスを抱えた時に作られるホルモン)は、同じ材料から作られます。
女性が男性のように、忙しく働いたり、ストレスを抱える生活が積み重なると、ストレスホルモンの生産が増え女性ホルモンのバランスを崩しやすくなります。
からだに余裕がなくなると、こころにも余裕がなくなる
子どもの成長を考えて食事を考えるように、自分自身のからだのことも考えた、からだにやさしい食事を心がけてみましょう。
からだにやさしいというのは、食べたいものを食べるとか、自分を癒すために食べるとかではなく、からだに必要なものを食べるということです。
それについては、「その疲れ、食べ物が原因かも」でまとめていますので参考にしてほしいのですが、簡単に説明するとからだに必要なのはタンパク質です。
しかし、成長を早める為に人工合成ホルモンを摂取させ育てられた動物の脂肪に環境ホルモンが蓄積されることを考えると、脂肪の少ない赤身肉を選んだり、生産者がわかるお肉を買うなどの工夫が必要だと思います。
そして、少しでもリフレッシュする時間を作る。
リフレッシュの時間は、自分を大切にする時間ということです。
みんながいない間にゆっくりとお風呂に入るとか、
ヨガでリラックスするとか、
自分のための時間を作ってみましょう。
目を閉じるだけでもリフレッシュ効果があります。
この記事が、
もっと素敵な明日に向かう今日のために
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
ご訪問ありがとうございました。
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